「お待たせしました~。今日はたらこと豚肉の炊き込みご飯でーす」
屋敷のキッチンで夕食の準備を済ませたリリエルの声
「お!美味そう♪」
イザマーレがご満悦でリビングに現れる
「やけに良い香りがすると思ったら、炊き込みご飯だったか♪」
ウエスターレンもご機嫌だ
「たくさん作ったので、お代わりしてくださいね♪」
お茶を淹れながら微笑むリリエル
(……可笑しかったな、あの時……(笑))
ここ最近、ある時の光景を思い浮かべては、
吹き出しそうになるのを必死に堪えているリリエル
もちろん、それはイザマーレたちには全て筒抜けで
(……マジか。雷帝妃殿、恐るべしだな(笑))
(次のお仕置き案件は決まったな♪♪)
目配せしながら企み続ける
「……私にラムちゃんは無理ですよ?閣下」
いつの間にか、背後に居たリリエルの言葉に
イザマーレは飲みかけたお茶を吹き出す
漏れなく、プライベートルームへ連行されるリリエル
(…セーラームーンなら、いけるかもな♪)
見送りながら、紫煙を燻らせ、ほくそ笑むウエスターレン
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