top of page

最新記事

すべて表示

事件当日

…… 大魔王陛下から、久しぶりにお茶会を開こうと誘われたのは数日前。 今日がその日なのだが、まだ少し時間がある。 どうしたものかと思案していると 「あ、……クリス様…」 吾輩の髪に腰掛けている女、リリエルが呟いた あの時吾輩の手に落ちて、一度は瀕死の重傷を負ったが、...

ここに、永久に

久々の晴天... そろそろ人間界では春を迎える季節になっていた。 イザマーレから未だに呼び出しが掛かって来ない… リリエルは寂しさを感じていた。 イザマーレの髪に座るには彼の力も必要だった。 リリエルは寂しさを紛らわすために休まず接客業をしていた。...

陰謀

イザマーレはリリエルが姿を現した途端に抱きしめた。 「!…どうなされたのですか?…閣下」 いつもと違うイザマーレに動揺が隠せない 「…このままで居てくれ」 結構長い時間抱きしめ、やっとイザマーレは離れた 「リリエル…確認したいことがある…コイツ知ってるか?」...

Comments


bottom of page