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開かない扉

渾身のおねだりを受け入れてもらえず、 しょんぼりするリリエル。 (…また、閣下を悲しませてしまったかしら…) 「そうではない。リリエル、おいで…」 リリエルの思考を読み取ったイザマーレは、 プライベートルームへ連れ込み、扉を消す。...

新たな悩み

数日後、いつものように食事の用意をするリリエル。 「お待たせしました~。今日はお鍋にしましたよ、閣下♪ 長官もどうぞ♪」 「おっ、美味そうだな」 イザマーレはご満悦だ。 「いいね~。」 ウエスターレンも一緒の食卓につく 「…そういえば、バサラも今日、鍋やるって言ってたな」...

永久の落第生

「閣下♪お疲れ様です」 リリエルは嬉しそうにイザマーレに抱きついた 「……」 イザマーレは何も言わずリリエルを見つめていた 「…閣下?どうなさったのですか?」 リリエルは心配そうに顔を上げた 「…リリエルが吾輩のことで 焼きもち焼かない理由は良く分かった…」...

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