ウエスターレンが戻ったのをきっかけに、イザマーレの言霊は安定し、
人間界の天変地異は落ち着いた。ウエスターレンは以前のように
イザマーレの屋敷に暮らしている。
真夜中…魔界の町も眠りにつく時間…
久々のブルームーン…月明かりが部屋に射し込んでいる。
月明かりの中、
魔力を封じサラサラの髪をなびかせて、イザマーレは寛いでいる。
やはりウエスターレンが傍にいると心から安心出来る。
「…イザマーレ…」
ウエスターレンはいつものようにイザマーレを抱きしめ、口唇を優しく重ねる。
「…ウエスターレン…」
イザマーレは顔を上げて見つめた
「傷…癒えたか?」
ウエスターレンはイザマーレの髪を撫でて心配そうに言った
「…も、もともと、たいしたことのない傷だ」
お茶会の襲撃事件で受けた傷がうっすらと残っている。
ウエスターレンは有無を言わさず、イザマーレをベットに移動させ寝かせた
「……ウエスターレン…あ、あの…」
アワアワするのを構わずに
イザマーレと口唇を重ね舌を絡めお互いの唾液を味わう
「…ん…あ…レ…ン…」
吐息を漏らしイザマーレは目を潤ませた
「…まだ身体が強張ってるから、リラックスしないと…」
微笑んで服を脱がせていく。
恥ずかしそうな顔をするイザマーレが堪らなく愛しい
首筋に舌をはわせ少し強めに甘噛みをする
「…あんっ!…痛い…レン…」
「…噛まれるのが好きなくせに…」
ウエスターレンは耳元で囁いた。
甘い言葉にイザマーレは身体をビク付かせる...
イザマーレの胸の突起に吸い付き、舐め回す。
甘く吐息が更に激しくなってくる
「…んんっ…いやぁ…レン…あぁ!…ダメ…あん…気持ちぃぃ…」
「…ダメって言いながらここはもっとしてくれって言ってるようだが?」
イザマーレの熱く破裂しそうなものを優しく手で動かす
「あん!…はぁぁ!そこは…ダメ…!レン…!」
身体を反らし感じているイザマーレに口唇を重ね更に激しく動かす
「んんっ!…んんっ!…やめて!いちゃう!
そこはぁぁぁ!我慢で…できないからぁぁぁ!」
「ダメ…我慢しろ…」
芳醇な香りを放つそこを口に含み舌を絡めさせ吸い上げる…
イザマーレは快楽が全身を駆け巡り
今にも気を失いそうになるのを耐えた。
それでも続けるウエスターレンを見て身体が熱くなる
「もぅ…無理!レン、いちゃう…からぁぁぁ!」
身体が麻痺した感覚で気を失い果てた
ウエスターレンは全て飲み干し、イザマーレを優しく抱きしめた。
息の上がっているイザマーレを落ち着かせるように…
毎日の様にイザマーレと身体を重ね、抱き合いながら寝ているが、
ウエスターレンはふと何かの声で目を覚ます
「…?…」
「…ウエ…ス…行かないで…置いて行くな…」
イザマーレが泣きながら寝言を言っている。
ほぼ毎日うなされている…
その度に優しく抱きしめイザマーレを起こし安心させる
「…俺はここにいるぞ?イザマーレ…大丈夫か?」
ハッと目を覚ましイザマーレは泣きながら抱きついて甘えてくる…
俺のした行動でイザマーレはまだ苦しんでいる…
「…大丈夫だ、ここにいるから」
優しく口唇を重ね、いたわるように過ごす
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