天界はいつもの晴天。
ミカエルはため息を付きながら屋敷に帰宅した。
「…やってられんわ…毎回馬鹿みたいな事で呼び出しやがって…」
ゼウスに呼び出され、出向いたものの…
メルサが全く振り向いてくれないから相談に乗れと言われ
適当にあしらって帰宅してきたのだ
「こっちは非番だっちゅうの…まったく」
ソファーに寝転がって目を閉じてため息を付いた。
少し経つとふと空気が変わった。
ミカエルは気配を感じ構えた。
「…なんだ…お前か?」
部屋の中央に魔法陣が現れイザマーレが姿を見せた。
「久しぶりだな。ミカエル」
「…そうだな。リリエルちゃんは元気にしてるか?」
ミカエルは起き上がって聞いた
「元気にしている。心配するな」
イザマーレの言葉にホッとする
「…何やら噂で聞いたぞ?ダイヤちゃん
ダンケルにかなり染まったって。
お前にぞっこんだったのにな(笑)寂しくないのか?」
「リリエルだけで充分だ。
あいつもやっと乗り越えたんだ。自分でな。
ま、そんな話はどうでもいい」
イザマーレは再び話し始めた。
「…と言う事でお前に頼みに来た。」
ミカエルはイザマーレの話を聞いてニヤッと笑っていた
「…面白いじゃないか♪いいぞ!派手にやってやろうじゃないか!」
「勘違いするなよ?あくまでも、だからな?」
イザマーレは釘をさした
「分かってるよ(笑)」
ニコニコしてミカエルは言った
「陛下には上手くこちらから話す。
その内に呼び出しが掛かるだろう。その時は頼んだぞ」
「了解」
ミカエルは微笑み、イザマーレと握手を交わした
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