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着火


「ただいま帰りました♪」

「!…リリエル…」

リリエルの声にほっとして、抱きしめるイザマーレ


「…閣下……」

リリエルもイザマーレに抱きつく。

「遅くなってしまって申し訳ありません、閣下。

すぐ、夕食の支度しますね♪」


「……」


(久しぶりにお前のぬくもりを感じたが

キスすることもなく、離れていくとは…)


我慢できないイザマーレは

強引にリリエルを引き寄せ、強く抱きしめる


「!閣下……////////」


「食事の支度なんかいらない。お前を喰わせろ」

耳元で囁く。


「////だ、ダメですよ(汗)閣下、今朝もあまり

お食事召し上がってないのですから

お料理は作らせてくださいな♪」


拒もうとするリリエルに構わず、口唇を塞ごうとした時、


「もう~無理~~~~(涙)」

突然魔法陣でバサラが姿を現したのだ


「「?!」」




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