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紅蓮


「イザマーレ、大丈夫だ、安心しろ」


息苦しそうにしているイザマーレを抱きしめ、優しく囁き

ウエスターレンは改めて強力な結界を施し直す


(ふっ、ウエスターレン。やっと来やがったか♪

挨拶代わりだ、受け取れ♪)


ミカエルがほくそ笑みながら

適当な数の天使勢を出陣させる


ウエスターレンが邪眼を開放させた瞬間

三つ目が鮮やかに光を放ち、平原一帯が焼き払われた


あまりの威力に、後に続く天使たちが怯え、立ちすくむ



一方、ここまでの間、成す術もなく見ているだけのバサラは

やりたい放題の光と紅蓮に翻弄され、困惑し続けている


イザマーレ軍はリーダーの負傷に一瞬、怒り震えたが

瞬時にウエスターレンが現れたため、早々に気持ちを切り替え

2魔を守るための態勢を整えていく



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