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かき氷


翌週末


イザム、レン、リリエルの3魔と、

人間の姿のバサラとバナトラは、人間界の

とある避暑地に降り立っていた


リリエルとバナトラは特大のかき氷をつつきながら

キャーキャーはしゃいでいる


「キャー(≧∇≦)冷たくて美味しい~~♪」


「最高だね☆彡 リリエルちゃんの、少し頂戴!!

あたしのも食べてみてよ♪」


リリエルはオレンジとマンゴー。バナトラは苺ミルク。



すぐ隣で見つめるイザムに、スプーンを差し出すリリエル

「イザム様!すごく美味しいですよ♪あ~ん」

「ん…たしかに、あまり甘くなくて上手いな♪」


「リリエルもイザムも…冷えすぎると良くないぞ。

ホットドリンクも飲んでおけ」

そう言いながら、注文していたホットの烏龍茶を注ぎ入れるレン



一方、嬉しそうなバナトラを見ながら、

幸せいっぱいで同じかき氷を食べていたバサラは

冷えた麦茶を何度もお代わりして満面の笑顔だった




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