夜…初めてのお泊まり一泊目
バスから降りる前にセリーヌから部屋の場所の説明と
宴会場を貸し切りで用意してある事を伝えられ
各自バスから降りて行った。
ダンケルとイザマーレには特別にVIPの部屋を用意していた。
リリエルとダイヤはお洒落な洋室に。
他の構成員とセリーヌはどんちゃん騒ぎするために
大部屋に泊まることになった。
リリエルとダイヤは早速温泉で疲れを取り
仲良く部屋に戻って行った
「リリエル様は閣下の部屋に行かないの?」
ダイヤは喉を潤しながら聞いた
「閣下もお疲れでしょうから…泊まるのは明日もあるしね♪」
クスクス微笑むリリエル
「ダイヤ様だって陛下の元へ行かないの?」
「リリエル様と同じ考えだし♪
たまには私抜きでゆっくり休みたいでしょうから」
ダイヤも微笑んで言った。
それからずっと色々な話で盛り上がっていた
お互いに眠くなり…
「他の方は宴会場で盛り上がってると思うけど…
明日も有るし、寝ちゃおうか?」
リリエルが言うとダイヤも頷き、お互いにベッドに入った。
「おやすみなさい♪」
お互いに言い合い、眠りについた
「……?」
ふわっとした感触に、リリエルは目を醒ました
寝ぼけていて、今ここがどこなのか、思い出せずにいた
寝ぼけ眼で目を開くと、目の前でイザマーレが微笑んでいた
「…かっか……?」
無意識に腕を伸ばし、イザマーレに抱きつく
「待たせたな、リリエル…」
小声で囁き、キスをしてくれる
「かっか…さみしかった…」
幼い頃からいつも見ていた夢と錯覚しているのか
甘えてくるリリエル
「吾輩はいつもお前のそばにいるだろ?
お前の事を大好きなウエスターレンも、一緒に来てやったぞ」
「…?…え……?」
ようやく目を醒まし
振り向いた途端、ウエスターレンに口唇を塞がれる
「////////んんっ……」
「寂しがりのリリエルにご褒美だ。声は出すなよ?
隣にダイヤの奴がいるからな♪」
イザマーレとウエスターレンの熱い抱擁に
堪らず吐息を漏らすリリエル
必死に声を抑え、快感に耐える
何度果てても許してもらえず、声を抑えることもできず
淫らに溺れていく……
……
『…あっ…いゃんっ…』
『し~!声出すな…聞こえてしまうぞ…いいのか?…』
少しの音でも目を覚ますダイヤはベッドの中で目を開いた…
何だ?…誰の声?…怖!なに?
寝ぼけているダイヤは首だけリリエルの寝ている方を向いた…
「??!!?」
リリエルは直ぐ横のベッドに寝ているはず…
ダイヤとリリエルのベッドの間に真っ黒い壁が現れている。
それに壁一面にイザマーレの紋章の絵まで散りばめられている
「…なんで???」
起き上がりボーッと見ていた
「…か、閣下…あん…気持ちい…長官…いやぁぁぁ…」
確実にリリエルの甘い声が聞こえる…
「え?…あぁ…そう言うこと…」
ダイヤは驚いたが状況は把握出来た。
リリエルがイザマーレのところに行かずに寝てしまったから
ウエスターレンと一緒にケシカランをしに来たのだと…
ダイヤも部屋にいるからプライバシー守るために壁まで作って…
再びベッドに入りつつ聞こえないように
耳栓をして目を閉じるダイヤ…だが…(汗)
『…もう…寝られんじゃないの…』
ダイヤは心で苦笑していたが
昼間の疲れも有り少し経つとやっとウトウトし始めた
『…ダイヤ…』
『…?』
夢心地に呼ぶ声が聞こえる…ふと目を覚ます
目の前に2つの影…
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