天界に
- RICOH RICOH
- 2024年10月26日
- 読了時間: 1分
パンデモニウム宮殿の特設ステージ
イザマーレが夢幻月詠としての正装を纏い、姿を現す
続けて、シルクのブラウスと足元まで隠れる
黒のロングスカートの姿でリリエルが並び立つ
お互いを見つめ合い、笑顔を浮かべる
「よろしく頼むな、リリエル」
「こちらこそ…よろしくお願い致します///////」
夢幻月詠と並び立つなど、あまりの恐れ多さに
さすがのリリエルも困惑していた
「リリエル、恐れるな。
免許皆伝の合格判定に誇りを持て。良いな?」
「////…」
「それに、気負う必要もない。いつも通り楽しめば良いだけだ。
そうだろ?吾輩も、お前を頼りにしているからな」
「はい。ミカエル様の中に居る閣下をお救いするためです。
精一杯、務めさせていただきます」
「イザマーレ、リリエル、準備はいいか?」
2魔の背後を手堅く護衛するウエスターレンが声をかける
リリエルはもう一度目を閉じて、息を吐き出す
そして、口を開いた……
リリエルの様子を静かに見つめながら、
イザマーレも謡い始める
森羅万象の意思が、耳を澄ませ、寄り添い始める
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