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時は今


……ウエスターレン。

お前、吾輩とリリエルとどっちが好きなんだ?……


「…さて。かつて訊ねたこの問いに、答えてもらわねばな。

あの時のような、誤魔化しは通用せんぞ?」


「嘘も誤魔化しもあるものか。その問いならば

答えはいつも同じだ。リリエルを思うイザマーレ。

お前のすべてを愛している」


イザマーレの肩を抱き寄せ、俺は答える。


だが今日の吾輩は、これだけでは許してやらない。


「ではウエスターレン。聞き方を変えよう。

お前も、リリエルのことが好きなのだな?」




 

「!……」


「いつからなのか、など愚問だな。

それこそ、お前に初めてあいつを紹介した時からずっと

そうなのだろう?」


「……あの頃の俺の想いは、Lilyelを天界に行かせた時点で

終わっている。お前の居ない間、確かに俺は、お前の代わりになって

あいつを愛そうとした。だが、はっきりとお断りされているからな♪」


「!……そうなのか?」


「ついでだから、ミカエルについても答えてやる。あの時…

俺に向かってシナを作るミカエルに対し、何の感情も湧かなかった

それに疑問を持って俺なりに考えてみた。

よ~く考えてみたら、イザマーレ。

お前の事を本当に愛するようになったのは

お前がヨッツンハイムから戻り、人間界に行った頃なんだ。」


「!…てことは、最初は吾輩の事は、嘘の好きで付き合っていたと…」


「そういうわけでもない。

最初から、お前には特別な感情を持っていた。

ただ、絶対に守ってやりたい、心から愛しいと

思うようになったのは、間違いなく、その頃なんだ…」


「…だから、ミカエルには何も感じないという事か?」


「おそらく、そうだな。」


「そちら側は、間違いなく吾輩だけが好きという事だな?」


なんだか嬉しそうなイザマーレ。可愛いぞ♪


「だから。俺はいつでもお前を愛している。そう言ってるだろ?」

イザマーレの顎に手を添え、キスをする




 

「///お前、もし今後も『炎の…』をする事があっても、

その時吾輩には絶対、手を出すなよ?」


「え?…なぜ?」


「////////リリエルの前で、”王子”でいられなくなる…ではないか…」

(↑ はい、だんだん声が小さくな~る(笑))


「ぷっ…それなら、俺がその時の欲求を抑えられるよう、

普段はたっぷりお前を可愛がらせてもらうぞ?わかったな?」


「…ウエスターレン…おまえは…わがはいのだから……zzz」


酔いが回ったのか、気がかりだったことを聞けて安心したのか

そのまま寝落ちするイザマーレ。

可愛らしくて、しばらく見つめていたが、いつの間にか俺も一緒に

眠ってしまった…



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