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光と結晶


リリエルから呼ばれたダイヤはイザマーレの屋敷に来ていた。

「リリエル様~!来ましたよ!」

イザマーレの横に居るリリエルに抱きついた


ダンケルを心から愛するようになったダイヤ。

イザマーレが横に居ようが全く気にもせず

それ以上にリリエルと仲が良くなっていた


「ダイヤ様、いらっしゃい!」

「きゃ~!( ≧∀≦)ノお招き有難うございます」

ニコニコしてダイヤはリリエルを見つめ再び抱きしめた




 

「…(怒)おい!」

イザマーレが横でイライラしながら見ている


「はい?何ですか?」

顔を上げ首を傾げた


「リリエルは吾輩のだぞ!ダイヤにはやらんからな!」


リリエルがダイヤに抱きつき

嬉しそうにしているのが気に入らないイザマーレ


「閣下…本当に欲張りですね(^^;)」

ダイヤは肩をすくませた


「知らなかったのか?吾輩は欲張りだぞ?誰よりもな♪」


やれやれという顔をしたダイヤだが…


「閣下はリリエル様を大切にしてるんだからそりゃそうでしょうよ。

でも、たとえ別の人格でも、私はリリエル様の結晶の片割れですから♪

閣下と同じく大切なのは当然ですが…何か?問題でも?」


「絶対にリリエルはやらんからな(怒)」

冷静に言うダイヤに、益々イラつき

大人げないイザマーレ


「…あれ~?焼きもちですかぁ?まさかねぇ~!

欲張り過ぎると嫌われますよ~?閣下」

ダイヤは笑って言った


「…嫌いになる……?そんな事、出来たらいいのにな……

閣下、大好き過ぎて、ごめんなさい」

リリエルはイザマーレを見つめて言った


「聞いたか?ダイヤ。

こいつの愛に比べたら、我々なんて微々たるものだ。」




 

いつの間にかウエスターレンも現れ

イザマーレと一緒に口を揃える


「はい、はい、そ~でしょうね…敵わないわ、全く(汗)」

苦笑いしながら言った


「ダイヤ様、生まれてきてくれて、ありがとう

閣下がお傍にいなくて一番悲しかったあの時

リリエルと一緒にいてくれて、本当にありがとう。

これからも、末永くよろしくね。」

リリエルは再びダイヤを抱きしめた


「!!……リリエル様……(泣)」


なぜ、リリエルがイザマーレの暴走を止められるのか

どんなに意地を張っていても敵わない、愛があるから…


凍り付いていたkillの心を溶かし、

強い心を持つダイヤとして生まれ変わることが出来たのは

イザマーレの強い信念と、

そんなイザマーレを思うリリエルが引き起こした

奇蹟だったのかもしれない


リリエルとイザマーレが紡ぎ出す愛の魔法に酔いしれ、

宝物として守り続けるウエスターレン


ダイヤは3魔の幸せを心から願い、祈った…



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