大悪魔の復活を待ち焦がれる、この世の全ての生命体が
イザマーレに力を与える
ようやく心の安寧を取り戻したイザマーレ。
底なしの魔力を自身のコントロール下に置きながら
自由自在に操れるほどに回復した
「閣下、とても素敵です。
私の為にお引き留めしてしまい、申し訳ありません」
一度は瀕死の状態に陥ったリリエルは
その魔力も消え失せ、ほぼ人間の状態だった
毎日のように、イザマーレがエナジーを送り込むことにより
少しずつではあるが回復の兆しはあった
だが完全に元の悪魔に戻るには時間がかかっていたのだ。
「良いのだ、お前が回復するまで
お前を残して出ていくような真似はしない。」
イザマーレはリリエルの髪を優しく撫で、抱き寄せる。
そして時には魔界の様子をリリエルの脳内に送り込み
一緒に眺めて過ごしていた
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