怯える光バサラとリリエルの会話が聞こえたイザマーレは、遠慮ないバサラに苛立ちながら、一度ウエスターレンの元から姿を現した「あ、閣下♪参謀がお待ちしてますよ♪」「リリエル…」ようやく会えた笑顔のリリエルにほっとして、抱き寄せようとしたのだが、「私は少し出かけてまいります。あ、一魔で平気です。久しぶりに瞬間移動してみたいので♪夕食には戻りますから(*´艸`*)」と言い残し、立ち去ってしまった…「……っ」いつもと同じ笑顔のリリエルに、かえって不安がつのる(見限るどころか、吾輩に何の期待もしていないのか……)バサラには気づかぬように、手を握りつぶして震えそうになるのを堪えていたnext目録に戻る
バサラとリリエルの会話が聞こえたイザマーレは、遠慮ないバサラに苛立ちながら、一度ウエスターレンの元から姿を現した「あ、閣下♪参謀がお待ちしてますよ♪」「リリエル…」ようやく会えた笑顔のリリエルにほっとして、抱き寄せようとしたのだが、「私は少し出かけてまいります。あ、一魔で平気です。久しぶりに瞬間移動してみたいので♪夕食には戻りますから(*´艸`*)」と言い残し、立ち去ってしまった…「……っ」いつもと同じ笑顔のリリエルに、かえって不安がつのる(見限るどころか、吾輩に何の期待もしていないのか……)バサラには気づかぬように、手を握りつぶして震えそうになるのを堪えていたnext目録に戻る
桜季節は巡り、二度目の春を迎えた ウエスターレンは一魔、 プエブロドラドに植えられた桜の木を眺めていた その表情は、とても優しく穏やかだった そこに現れる影… 「…おかえり、イザマーレ。そしてリリエル。 待っていたぞ♪」 イザマーレがリリエルを髪に乗せ...
喝采と悪戯イザマーレとリリエルが居なくなってから、ダイヤは奮闘していた。 ダンケルが公務に支障がないよう動いたり、 ウエスターレンの心情を考え、 出来る限りダイヤがダンケルの護衛にも当たっていた。 ちょうど儀式から1年半が過ぎた頃… 公務の護衛や自分の仕事に終われ...
冬秋が過ぎ、冬が訪れても リリエルの魔力は完全には回復しなかった 副大魔王の力をもってすれば、エナジー注入により あっという間に回復させられそうなものなのだが… 「…閣下、本当に申し訳ありません。私のせいで…」 イザマーレは少し目を反らしながら...
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