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扉の先は


イザマーレに手を繋がれ、訪れたのはもちろん副理事長室。

中ではウエスターレンが長い脚を組み、紫煙を燻らせていた。


「お帰り。学園行脚は済んだのか?

へえ、そんな恰好も結構似合うな♪」

そう言って、リリエルの髪を撫でるウエスターレン


「ウエスターレン、お前は特攻服にならんのか?」

イザマーレもニコニコと笑顔で問いかける


「ああ、面倒だからな。その代わり、エレジアたちと

ちょっとした余興を思い付いた。リリエル、お前のサロンを

借りるぞ♪準備が終わったら戻ってくるから、また後でな♪」


ウエスターレンは八重歯を覗かせて微笑み

イザマーレを抱きしめて部屋を後にした



 

すぐにリリエルを抱きしめるイザマーレ


「///イザマーレ様…」


見上げるリリエルの口唇を塞ぎ、ソファに横たえる


濃い色のリップがイザマーレの黒い口唇を染め

お互いの唾液でそれすら溶けて、

リリエルの淡いピンク色の口唇を啄み出した頃には、

おふざけで着ていた特攻服も脱がされ

熱い愛撫に何度も果て続けていた


「…どうやってメイクされるのだ?教えてくれないか?リリエル」


「///お慕いしています。イザマーレ様…///…」


リリエルは恥ずかしそうに俯いて、イザマーレに抱きつく

真っ赤になって背伸びをしながらキスをする

リリエルからのキスにイザマーレは微笑み、

より深い口づけで応える


しばらくしてお互いの口唇を離し、見つめ合う


愛し合う前と全く同じ、特攻服とクッキリメイクの

リリエルの姿になっていた


「…今日は必ず偶数回で終わらせなければな♪」


今が何回目なのか分からなくなるほど愛し合い、気が済む頃には

特攻服メイクの事など、どうでも良くなっていた





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