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絆の企み


同じ時刻


王都唯一の居住地、最高魔イザマーレ族の長の屋敷では、

ウエスターレンと甘い時間を終え、

執務室でリリエルの淹れたお茶を飲みつつ

最後のラストスパートをかけるイザマーレ


週末となる今日は、リビングで

Lily‘sの女子会を開いており

リリエルはニコニコと彼女たちを招き入れ、

様々なトークに明け暮れていた


「いいなあ~、スプネリアちゃんとは遊園地、

ダイヤちゃんとは花火デート?!羨ましい~。

リリエルちゃん、今度あたしも連れてってよ!!」


「ええ~、バナトラ様もバサラ参謀と

デートすればいいのに(・∀・)ニヤニヤ」


「うん…💦そりゃ、バサラとお出かけしてみたいよ?

でもそれで何時間も何週間も毎日悩まれてみてよ。

あの調子じゃ、お誘いを受けるまでに夏が終わるわね(苦笑)」


「クスクス…参謀も一生懸命なのね♪ 

そうだな~、夏だし、のんびりかき氷とか

避暑地でお買い物とか…してみたいな~」



 

何気なく呟いたリリエルの言葉を、

余すことなく聞いていた副大魔王

こっそりと情報局へ移動し、相談を始めていた


「先日は陛下の夏休みに付き合ったが、我々の夏休みはまた別だ。

そろそろ計画立ててやろうな」


「そうだな。来週末あたり、どうにか一緒に休みを取れそうだから

準備するか。避暑地ね…そういや、

湖の別荘地と同じ系列のリゾートホテルが各地にあるようだな。」


「ああ、たまに連れて行ったこともあったな。そこにするか。」


リリエルの喜びそうなデートコースを綿密に計画立てる2魔


そこへ突然、バサラが姿を現した






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