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絆の宝物


濃密な時間を何度か繰り返し、リリエルは眠りについていた


昼間、寂しそうにしていたウエスターレンが気がかりで

イザマーレは一度扉を開け、探しに行った

だが、寝室にも情報局部屋にも彼の姿は見えなかった


「……」


まだ構成員の奴らと一緒なのかと、リリエルの元へ戻ると、

そこにウエスターレンが居た


枕元に腰掛け、眠るリリエルの髪を撫でているウエスターレン。

イザマーレに気が付き、見つめ合う


「…ウエスターレン……」


「お前がリリエルを思う気持ちに負けないほど

俺はイザマーレを愛している。お前の愛する宝は

俺にとっても宝なんだ………」


イザマーレはウエスターレンを深く見つめる

お互いの瞳に己の姿を確認し合う




 

「…お前の気持ちに気が付かないと思ったか?

お前の愛は、吾輩がすべて受け止めてやる。ウエスターレン…」


ウエスターレンの口唇を優しく塞ぐ。


「!……」


すぐにイザマーレを押し倒し、愛し始めるウエスターレン

眠るリリエルの傍で、声を押し殺し、

ウエスターレンの熱い愛撫に耐えるイザマーレ

息遣いだけはどうにも抑えきれず

ベッドの軋む音だけが響き渡る


浅い眠りから目を覚ましたリリエルは

目の前で繰り広げられる2魔の情事に驚き

必死で目を瞑り、寝たフリをしていた


ウエスターレンはイザマーレの身体の中心に

顔を埋め、芳醇な香りを放つそこを

舐め尽くし、愛液を吸い尽くす

「はぁっ、……………っ」

強い刺激に、堪らず果てるイザマーレ

ぐったりと横たわり、息を整えている


………


イザマーレの息が整うのを待ちながら、ウエスターレンが囁く

「…なあ、あいつ、起きてるよな(笑)」


「!!!」

イザマーレはリリエルを見た…

目をぎゅっと閉じているリリエル。真っ赤になるイザマーレ


「リリエル~寝たフリなんて

どこで覚えたんだ?悪い子だな」


ウエスターレンは顔を撫でたが

リリエルはベッドの中に潜り込んだ



 

「…リリエル~!」

ウエスターレンは布団を捲りあげた。


「!//////」


一糸纏わぬ姿のリリエルを見つめ、抱き起こす

リリエルを後ろから抱きしめ、首筋を舌で這わせる

「はぁ……んっ…い、いや……っ」

リリエルの吐息が漏れる


「!!おい!ウエスターレン」

イザマーレは焦って止めようとしたが…

ウエスターレンはいきなりリリエルの太股を持ち上げ

脚を広げさせイザマーレに見せ付けた


「い…やぁぁ」

身動き出来ず恥ずかしさに、身体をビクつかせたリリエル


「ここがお前に喰われたいってよ」

ウエスターレンはわざと蜜の溢れる入り口を触って

イザマーレに言った。


イザマーレは益々焦った

「……おい!…」


「なんだ?イザマーレ…お前が喰わないなら

俺が喰ってもいいんだぜ?」

ニヤニヤして更にリリエルを感じさせイザマーレを煽る


「リリエル…イザマーレにおねだりしないと…

喰って貰えないぞ…?」

耳元で囁かれ甘い吐息が漏れる

「…か…閣下……っ」

恥ずかしさと、身体中走りわたる快感の刺激に

リリエルはたまらずに涙を流しながらイザマーレを呼ぶ

その声にイザマーレは理性が吹き飛んだ



 

ウエスターレンが犯した後を上塗りするように

リリエルの肌に舌を這わせる


「あんっ……っ……気持ち…い…」


「素直でいい子だ、リリエル。褒美をやる」

心ゆくまでリリエルを味わい、舐めつくす

「ひぁっ…いや…い…いっちゃ…」


「いいぞ、リリエル。いい子だ。逝け」

ウエスターレンに囁かれ、イザマーレに強く吸われた瞬間

「はぁっ!いやああぁぁぁぁぁぁぁ……」

堪らず身体を震わせ、果てる


イザマーレはリリエルを愛し続け

リリエルを押さえつけたウエスターレンもまた

たまらずにたっぷりと愛撫し始めリリエルを愛した


イザマーレとウエスターレンの固い絆に咲き誇る花

愛の魔法に酔いしれ、溺れていく

長い年月をかけて守り抜いた宝が、光り輝く……




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