数時間後、ダイヤはバナトラとメーラ、
そしてリリエルを魔宮殿に呼んだ。
「ダイヤ様、お招き有難う!」
リリエルはにこやかに言った
後ろにはバナトラとメーラと…
「用事が有るのならお前が来い(怒)」
ウエスターレンが不機嫌な顔で睨み付ける。
「長官、そんなこと言わずに♪」
リリエルが言うと、仕方ないとため息をついた
「閣下の屋敷だと駄目なんですよ。
今、陛下と一緒に居るでしょ?公務の打ち合わせで…
だから此方に来てもらったんですよ。
陛下も居ないし長官だってその方がいいでしょ?」
ダイヤは微笑んだ。
使用人に手配してもらった客間に案内しダイヤはPCを立ち上げた
「???」
全員は不思議そうに見ていた。
「さて、始めますか…。本日皆様に集まって頂いたのは、
あるクライアントからの依頼で、皆様に是非お話を伺いたい。
リリエル様もそれに答えて頂くようお願いします。
クライアントって言ってもその内にバレるけどな…」
ダイヤはPCを打ちながら笑って言った
「まずは長官。
リリエル様が閣下の事について
お話をされてたりしてると思いますが、
長官から見て、リリエル様の閣下に対する気持ちを
どのように感じてますか?」
「……」
答えないウエスターレンにダイヤは紙を渡した
「この方がクライアントです。
嘘だと思うなら確認してこられても構いませんよ?
長官にもご協力を頂きたい。」
パチパチとキーボードを打ちながら言った
何も言わずにウエスターレンは瞬間移動した
「え~、長官は後にしますか…
リリエル様が閣下の事を大切に思われてるのは分かってるのですが
私から単刀直入に伺います。
もし、閣下がリリエル様以外、ダイヤは抜かして、
リリエル様のおねだりではなく、
他の女性の方とデートされてるのを目撃したら焼きもち焼きますか?
それとも、その女性を追放しますか?」
「え…?う~ん…」
尋ねられたリリエルは、その状況を想像してみようとするが…
「ダイヤちゃん、何言ってるの?意味がわからないんだけど?」
バナトラは呆れて言った。
「…リリエル様、バナトラ様とメーラ様もごめん!
何故こんな話をしているのかと言うと、
閣下がリリエル様の気持ちをもっと知りたいんだって。
欲張りだから(笑)始めに言ったクライアントは閣下の事。
だから長官にも聞いてみたかったの。
今、閣下に確認しに行ったようだけど(笑)
話を纏めて閣下に渡すから、PCで打ち込んでるの」
ダイヤはニコニコして言った
「////////閣下ったら…」
リリエルは真っ赤になっている。
その内にウエスターレンも戻って来た
「イザマーレに確認してきた。リリエルのことは
俺も物凄い興味ある。楽しませてもらうぜ♪」
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