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花の調書①


ダイヤは直ぐに話を纏めてイザマーレに届けた


「ご苦労であったな」

イザマーレは報告書を読んだ


<皆様から見たリリエル様>


ウエスターレン長官

『リリエルはいつもイザマーレの事を一番に考えて行動している。

イザマーレの事をよく理解し、上手くコントロールしている。

あいつの暴走を止められるのは、俺とリリエルだけだ。

まぁイザマーレに焼きもち焼くとは思えないが…

リリエルは心が広いからな』


メーラ様

『リリエルちゃんが閣下の事で焼きもち焼くの、想像できないよ~

リリエルちゃんがもし焼きもち焼くようなことがあったら

魔界が破壊されちゃうかもね(笑)』


バナトラ様

『閣下が反対に焼きもち焼くんじゃない?

リリエルちゃん、魅力的だし(笑)リリエルちゃんが焼きもち焼く姿は

あまり想像できないけど、もし焼きもち焼いたら

リリエルちゃんのようなタイプはすごく怖いかも。

痛い目にあうから焼きもち焼かせない方がいいと思うよ(笑)』



 

「前に言った通りですよ。

リリエル様がどれだけ閣下だけを愛してるかお分かりでしょ?

焼きもち焼かせないのも閣下のお役目ですよ」

シラッとダイヤは言った。


「では報告しましたので。失礼します」

一礼してダイヤは魔法陣で消えていった



イザマーレはダイヤの報告書を再び読んでいたが、

もう1枚あった。その場にいた全員が

リリエルに聞き出していた最終報告書だった



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