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記念写真


ラァードルとスプネリアはイザム達と別れ

いくつか絶叫マシンを乗り回っていたが、

絶叫系が少し苦手なスプネリアが乗り物酔いになってしまい

ベンチに座って休憩していた


「……ごめんなさい、殿下がせっかく楽しみにしてたのに……」

「いや、吾輩こそ浮かれてたから、気がつかず悪かったよ」


少し休んで回復した後はアトラクションは止めて

いろんな展示物や売店などを見ながらゆっくり歩いて回る

売店では、Lily‘sの皆にお土産を買うと言って

品物を見始めるスプネリア


お土産を選んでいるスプネリアの隣で

ふっと外を見るラァードル

記念写真館を見つけ、ニヤりと笑う…


お土産を買い終わり、お店を出ると

写真館の前にスプネリアを連れて行く


「今日の記念に写真撮ろう!」

ニヤニヤしながら言うラァードル


どうもコスプレにハマった様だと悟ったスプネリアは、

少し考えてから答えた


「殿下も一緒に撮ってくれるならいいよ///////」

「もちろん!(*^^*)」


写真館に入ると店員さんに笑顔で迎えられる


「いらっしゃいませ!本日は他にお客様がいらっしゃいませんので

お好きな衣装をいくつでも選んでくださって大丈夫ですよ」


早速、衣装を選ぶラァードル

とにかく照れ屋のスプネリアが慣れてくれるまでは

無理強いは出来ないな…と考えながら探している




 

しばらくするとスプネリアが呟く

「あれ着てみたい……(。- -。)」


照れながら指差して選んだ衣装は、

時代劇で観るお姫様の衣装だった

自分から選んでくれた衣装に文句などない


「じゃあ吾輩は殿様になろう♪」


最初の衣装が決まりそれぞれに着付けてもらい

カメラの前で待っていると

恥ずかしそうなスプネリア姫が入ってきた

撮影に入ると、カメラ慣れしているラァードルを見て

(さすがだな…)と感心するスプネリア


スプネリアをリラックスさせようとおどけたり、

楽しい話をしながら、緊張をほぐそうとするラァードル

だんだん緊張もほぐれ、笑顔が自然と出てくる様になったスプネリア

写真館のスタッフもラァードルの気遣いに感激し、ニコニコしていた


西部劇や各国の民族衣装等…

時間が許す限り、いくつかの衣装で撮影を楽しむ2名


最後の衣装になり、あるお願いをするスプネリア

それを聞いたラァードルは少し困惑したが、

初めておねだりしてきた彼女の気持ちを無下にも出来ず、

写真館のスタッフに相談してみる


内容を聞いたスタッフはニコニコと快諾し、さらに提案してきた


「出来ますよ♪でしたらメイクもしてみましょうか?」

「(;-ω-)ウーン……」


やや躊躇うラァードル。

だが、スプネリアのウルウルした目を見た瞬間、覚悟を決めた


「メイクお願いします!💦 最高の美男美女にしてくれ」

と注文を出しながらメイクをしてもらい着替えるラァードル

(どうなっても知らんぞ( ^_^ ;))



 

先にスプネリアのメイクと着替えが終わり

まず1名で撮影していると

着替えが終わったラァードルが現れた


「わー(*≧▽≦) ステキ♪」

「そ、そうか……?う~(///v///)

でも、スプネリアもなかなか似合っているぞ」


大喜びするスプネリアを見て、怒るに怒れないラァードル


ラァードル1魔での撮影を済ませ、一番最後に2名で並んで写真に収まる

写真を一冊のアルバムにして貰い、嬉しそうに抱え持つスプネリア

そんなスプネリアを見て、喜んでいるからまあ良いかと思いつつ…


(帰ったら覚えてろ(笑))

などと考えながらイザム達と合流した……



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