帰りのバスの中
リリエルとイザマーレ、ウエスターレンの3魔は
仲良く談笑していた
「リリエル、昨夜はたっぷりと
イザマーレに可愛がってもらったのか?」
ウエスターレンはニヤニヤしながら聞いてくる
「////…朝、起きた時はいつものように閣下に寄り添われてて…
でも、頭がガンガンするんです(汗)…なんでだろ??」
目覚めたら、泥酔しまくった昨夜の記憶は
すっかりなくなっていたリリエル。
「まあ、その前日もほぼ眠らせなかったからな。
酒が回るのも仕方ないな(笑)」
そんなリリエルの髪を撫でながら、イザマーレも微笑んでいる
「…!そうだ、一昨日の事は、ぼんやりと覚えてます(^-^;
なんか、ダイヤ様が、お幸せそうでした…」
「お前はずっと気にしてたからな。ダイヤの事を。
あいつと陛下は間違いなく、強い絆で結ばれてる。
安心したか?リリエル」
「はい♪ありがとうございました♪♪」
……
バスに揺られながら、眠りこけたリリエルの寝顔を見つめながら
イザマーレとウエスターレンは、当時のことを思い返していた……
始まりの場所で「解放」を告げてから、5年もの間
姿をくらましていたダイヤ。
実はイザマーレたちは全て知っていたのだ
その間、ダイヤがどこにいて、何が行われていたのか……
本気で心配するリリエルに、真相も伝えていた
「ダンケルの心に取り込み
お前を忘れさせようとしているんだな」
「陛下の愛を素直に受け止め、その絆に気付く事ができれば
迷いは消えるだろう。リリエル、心配はいらないぞ」
「俺たちが何も気付いていないと
奴らは本気で思ってそうだが(笑)
ま、仕方ない。それについては
騙されたふりをしてやろうぜ♪」
……
今回の旅で、ダイヤの幸せを確信できたリリエル。
愛するイザマーレとウエスターレンに見守られ
今はひたすら夢の中……
Fin.
Comments