いにしえの香りリリエルの転生に合わせるため、イザマーレは過去に行く。そこで自らの魔力を封印し、すべての記憶を削除させてから、イザムの姿で人間界に潜伏した。イザマーレを守り抜くため、ウエスターレンも同じ道を進む。やがてリリエルの物心がつく年齢に合わせて封印が解け、悪魔として復活を遂げた。記憶を失ったままにも関わらず、かつてと同じように愛情を向けてくるリリエル。そして髪に座りたいと願い出たリリエルを、「契約」という言葉で安心させていた人間界での彼女の幸せを壊さず、その笑顔を守り抜くために……next 目録に戻る
リリエルの転生に合わせるため、イザマーレは過去に行く。そこで自らの魔力を封印し、すべての記憶を削除させてから、イザムの姿で人間界に潜伏した。イザマーレを守り抜くため、ウエスターレンも同じ道を進む。やがてリリエルの物心がつく年齢に合わせて封印が解け、悪魔として復活を遂げた。記憶を失ったままにも関わらず、かつてと同じように愛情を向けてくるリリエル。そして髪に座りたいと願い出たリリエルを、「契約」という言葉で安心させていた人間界での彼女の幸せを壊さず、その笑顔を守り抜くために……next 目録に戻る
あてのない日々「流石だな。でもやっぱり、 お前も少しは寂しいんじゃないか?」 「…そうですね。でもやはり私は、全ての人の悲しみを幸せに変えてくださる 素敵な閣下が好きなのです。いつもお願いばかりで、申し訳ないですけど。」 「…お前にとって最高の王子様という事か。確かにな」...
花盛りいつも邪魔するダンケルにダイヤという宝を与え、 心置き無く愛し合うイザマーレとウエスターレン。 ダイヤがイザマーレの元に呼ばれる時間は 人間界にあるイザムの屋敷で、 ウエスターレンと共に待つようになったリリエル。 「いや、しかし、やっぱりお前は流石だな」...
花の居ぬ間にどんなに酷い扱いでも、一度、寄り添われれば その時間はとても優しく、激しく求められる。 ときめく心を抑えられないダイヤ (悪ふざけをすれば、叱ってもらえる。 ひょっとしたら、またお仕置きされるかも… 相手にされないより、ずっとマシ) リリエルが人間界に帰る直前に部屋に訪れ...
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