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さすらう魔猫


セルダとコテージ裏の森に散歩に行くハルミちゃん

またたびの木にゴロゴロする

ついでにセルダも一緒になってゴロゴロ、

のんびりした時間が過ぎて行く


しばらくは見て楽しんでいたが

いつまでも正気に戻らないセルダが心配になり、

猫パンチや、飛び蹴りで起こそうとするが一向に目を覚まさない

隣のコテージにいるイザマーレに助けを求めるハルミちゃん


「あら?ハルミちゃん♪どうしたの~?」

扉の隙間から姿を見せたハルミちゃんに気づいたリリエルは

にっこり微笑んで抱き上げる


気がついたイザマーレがすぐにリリエルの傍に行くと

うるんだ瞳で見つめるハルミちゃん


「ほう…セルダめ。また居眠りし始めたか…(笑)」

ハルミちゃんの心境を読み取ったイザマーレは静かに笑う


「もう心配しなくて良いぞ。今から吾輩があいつに夢を見せてやる。

ハルミちゃん、お前も見ておいで」


イザマーレの言霊で、穏やかに眠りにつくハルミちゃん



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