「馬鹿もの!リリエルは誰にも渡さん!」
「何を❗️悲しませといて💢💢💢」
ダイヤとイザマーレのやり取りを、
静かに眺めていたリリエルは
立ち上がり、部屋を出ていこうとする
「ダイヤ様と閣下、楽しそうね💕じゃ、私はこれで」
「「コラー💢💢💢」」
青筋を立てて怒鳴るイザマーレとダイヤ
「合ってんじゃねぇか」と呆れ顔のウエスターレン
「すごーい💕ダイヤ様と閣下の素敵なハーモニー💕」
ほんわかと笑顔で褒め称え、
そのまま部屋を出て行くリリエルを
必死に捕まえるダイヤ
「とにかく渡しませんから💢反省するまで」
「反省してると言ってるだろう💢」
リリエルを追って現れた地下駐車場に響くイザマーレの怒声
しら〜とするダイヤ
「ダイヤ様?閣下をいじめないでくださいませ💦」
と、今更庇うリリエルに、ますますブチギレるダイヤ
「リリエル様💢甘い💢💢💢」
「じゃ、閣下、私はこれで」
リリエルはいつものように、ふんわり笑顔で立ち去ろうとする
「リリエル様ぁ💢💢💢💢
じゃあ人間界で暮らそう💢裕子の家で!
じゃあ閣下!リリエル様は預かった!」
「いえ、私は、その辺に咲いてれば良いので、お構いなく💕」
「お構いなくではなくって私と暮らすの💢💢💢」
戸惑うリリエルに構わず、引きずって連れて行くダイヤ
「ええ~陛下居るしなあ💦」
「良いの💢構わないから💢」
無理やり魔宮殿に連行されたリリエル
そこに、ダンケルが慌てて駆けつけた
「ダイヤ…お前の役目は終わりだ。お前がリリエルを
無理やり連れ帰ったからな…
イザマーレが手つけられない…💦」
波動の異変に気づき、慌てて駆けつけたベルデと
ダンケルがそう言った途端
途轍もない轟音と共に、
魔宮殿そのものが粉々に粉砕し
魔力全開で暴走するイザマーレが現れた
「リリエル。お前が吾輩を嫌おうが、見限ろうが、
吾輩は決して逃がしはしない。諦めろ…」
唖然として固まるダイヤを後目に
魔力でリリエルを引き寄せ、瞬間移動で立ち去る
目を点にして固まり続けたダンケルとベルデ
「……だよね………( ๑´࿀`๑)=3」
放心状態でため息をつく
当然、屋敷の扉はしばらく消え続けた…
Comments