「お前の旦那は、相変わらず元気そうだったぞ。
吾輩の事を奴は薄々気づいてそうだけどな(笑)」
「(*^艸^)クスクスw ありがとうございました💕」
助手席で微笑むリリエルと、そっと口付けを交わすイザム
数分後、リリエルの娘にケーキとメダルチョコを渡し終え、
リリアが車に戻ってきた
「おかえりなさい。ありがとね💕」
「いえいえ。毎回お邪魔させてもらってますが
本当に可愛らしいお嬢さんで、私も楽しませてもらってます。
でも、本当にリリエル様、よろしいのですか?
必要なら、私の身体を使ってくださっても良いのですよ?」
「(´∀`*)ウフフ 今回は、記念日でもないし、そんな必要ないのよ。
少しでもお祝い出来ただけで嬉しいの」
「…じゃ、そろそろ行くか?」
「「はーい💕 お願いします( *´艸`)」」
かつてリリエルが暮らしていたマンションの前に横付けしてた車が
静かに動き出す
ハンドルを操作しながら、時間を確認するイザム
「…約束にはまだ早いな。どこか行きたいところあるか?」
「そうですねえ…そうだ、お買い物しても良いですか?」
リリエルの心を読み取ったイザム
「はいはい。また、新しい服か?わざわざ店に行かなくても
屋敷の中で事足りるだろうが。」
「///そ、そうなんですけど…今回は駄目なんです!!
閣下に出して貰うと、私のサイズにしか
ならないじゃないですか(^-^;」
「ん?お前のじゃないって事か?」
「……ええ。よろしいですか?」
(はは~ん。上の娘の誕生日プレゼントか)
(!!……///////)
イザマーレからのテレパシーに顔を赤くするリリエル
そのまま郊外のショッピングセンターに向かう
リリアと連れ立って店内に入っていくリリエルを見送りつつ
広いラウンジで待っているイザム
空気の振動を感じ取り、一時的に空間の時間を止める
魔法陣が現れ、レンが姿を見せた
「よお!お待たせ。どうした、姫の買い物に突き合わされて
待ちぼうけか?」
ニヤッと八重歯を見せながらイザムを抱き寄せるレン
「…ウエスターレン。久々にあいつの旦那に会いに行ったが
なんとなく、お前と雰囲気が似てるな」
「そうか?俺はよく知らんが…」
やがて、買い物を済ませたリリエルとリリアを連れて
レストランで食事をし、楽しい一夜を過ごした
イザマーレの計らいで、運命的な出会いを果たした
人間界の屋敷で…
Fin.
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