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ダンケルの企み


リリエルは昔から苦手だ!

私はやはり、ダイヤの方が可愛いのだ!

イザマーレの所に3名もずるいぞ!

やっぱりダイヤは取り返そうか……


いや、ダメだ

あいつらには勝てないからな


思いあぐねているダンケルの元に、ウエスターレンに連れてこられたダイヤ


「ダイヤ!!」


思わずダイヤを抱きしめるダンケル。



「ダンケル、悪い。イザマーレが暴走しかけててな。何が原因かは知ってるよな?

しばらくこいつをお前に預けたい。いいよなぁ?嫌とは言わせないが」


「!仕方ない!もちろんいいよぉ♪ ダイヤ、私のところに好きなだけいれば良い」


「陛下………」


ダンケルの優しさに、ダイヤは泣いて抱きつく


「じゃあな!よろしくやれよ!」

見届けたウエスターレンは、立ち去った


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