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ダンケルの真意

事の経緯をダンケルに報告をしたベルデ。


「ウエスターレンはイザマーレに愛されてるよな~!」

ダンケルはニコニコしている


「…やり過ぎたんじゃないの?ダンケル?」

ベルデはチラッと横目でダンケルを見た


「そうか?イザマーレが倒れたお陰で

ウエスターレンは少し魔力を戻せたんだから良かったのだよ♪」


ウフフと微笑みクッキーを食べていた。

ベルデも肩をすくめ、紅茶を飲もうとした時だった


「陛下!大変です!」

ダンケルの使用魔が走って跪いた


「何だ?そんなに急いで」


「ウエスターレン様が!束縛部屋に居ません!

様子を見に私が尋ねた時には既に...鎖も切られ...申し訳ありません」


息を切らせて使用魔は言った


「!?」

ダンケルとベルデは瞬間移動してその場から居なくなった


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