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デートの相手は


その日の昼間の事。

コーヒーショップで、イザムと一緒にコーヒーを飲んでいたリリア


「これですね。リリエル様に頼まれた

チーズケーキとメダルチョコ( ˶ˆᴗˆ˶ )」


「ああ。わざわざ、付き合わせてすまないな。

あいつに頼まれても、吾輩自身、スイーツ系は苦手だし

よく分からんのでな(笑)」


「もう、リリエル様ったら… あの方がそうなんですね?

コーヒーもすごく美味しいです💕」


「せっかくの娘の祝いくらい、遠慮するなと何回も言ってるのだが

首を縦に振らんのだ。まったく…」

そう言ってため息混じりにコーヒーを飲むイザムを

微笑ましく思うリリアだった


コーヒーショップを後にして、少し離れた駐車場に向かい

停めてあった車に乗り込む


「リリエル、待たせたな」

「おかえりなさーい。リリア様も面倒なこと頼んでごめんなさいね」


「いえいえ、とんでもない。

却ってすみません(〃艸〃) 閣下とデートできて幸せですよ💕」


そんな会話を交わしているうちに、次の目的地に到着する


「お部屋番号はこれです。ごめんね、よろしくお願いしますね」

「畏まりました💕 じゃ、少し待っててくださいね」


リリアは一人、車から降りて、

マンションのエントランスへ入っていく




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