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囚われの花


鳥のさえずりに、リリエルは目を覚ます

(…あれ…?)


イザマーレたちと旅に来ていた事を思い出すが

昨晩の途中から記憶がない…


(…!!)



ハッとして目を開けると、

すぐ隣で眠りにつくイザマーレと……////////


(…ま、また……/////やってしまった……/////)


3魔とも一糸纏わぬ姿で、2魔の間にすっぽり収まるように

抱きしめられたままの自分の姿に

真っ赤になり困り果てていた


(…と、とりあえず、朝ごはん…

その前に、どうやって抜け出そう…(^-^;)




 

リリエルがなけなしの知恵を振り絞っている間


(……(笑))


とっくの前に目を覚まし、

寝たふりをしていた2魔は笑いを堪えている


「…っ、(きゃ……!)」


寝返りを装い、イザマーレがリリエルを抱き寄せ髪を撫でる

同じように背後からリリエルを抱きしめ直すウエスターレン


(////////ど、どうしよう……(汗))


本気で焦り始めたリリエルに満足し、

イザマーレは微笑みながらゆっくりと口唇を重ねる


「…リリエル、おはよう」

「!閣下…あ、あの……っ///」


目を覚ましたイザマーレに、ますます焦り始めるリリエル


「ん?どうした、今のじゃ足りないか?…」


そう言いながら、深い口づけを交わし始める


「…ん、んん……////////」


リリエルの戸惑いをよそに、甘く愛撫を続けるイザマーレ

快感に堪らず吐息を漏らすリリエル


頭がボーっとして何も考えられなくなってきた、その時

背後から、優しく髪を撫でるウエスターレン




 

「……!」


「…おはよう、リリエル。お前は本当に

イザマーレに愛されると綺麗に啼くよな…」


ウエスターレンは耳元で囁き、そのまま首筋に舌を這わす


「あっ、はあん……ち、長官……」


イザマーレはリリエルを抱き起し、背後に回り足を開かせ

濡れている入り口に指をあてがう

女の顔で涙を浮かべるリリエルと深く口づけ合い

舌を絡ませるウエスターレン


「ん!…んん……イヤ…」


「いやだと…?リリエルのここはそんな事言ってないようだが?

恥ずかしがらず正直になれ…可愛がってやるぞ…?」


奥まで指を差し入れながら、甘く囁くイザマーレ


「あっ…、ああん…きもち…い…っちゃあああああ…」


リリエルの喘ぐ声が部屋中に響き渡る


「いい子だ…褒美をやろうな…」


そのまま甘い蜜を舌で舐め回し、リリエルを味わい尽くす2魔

何度も繫がり、心ゆくまで愛し合う


リリエルがシーツの中に丸くなり、リリエル用の食事を

2魔が用意しはじめたのは

太陽がすっかり高くなったお昼時だった…


「////////朝ごはん、用意できなくてすみません…////////」

シーツの中で呟くリリエル


「気にするな。我々の食事なら、お前の身体で十分だから♪」


リリエルの髪を撫でながら、

ニヤニヤするイザマーレとウエスターレン…



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