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大天使の憂い


魔宮殿…


ミカエルが天使軍を引き連れ

バサラ軍と小競り合いしている頃、

リリエルとダイヤはキッチンで手料理を作っていた。


「へ~リリエル様、今回は髪乗りは駄目だったんだ」


ダイヤは食器を並べながら言った


「閣下が『危険だから駄目』と仰られてね♪

お傍に居たかったけど…」


残念そうに呟くリリエル。


「まぁお遊びにしちゃ…大掛かりで危険だしね~!

行かなくって正解!」


頷きながらダイヤは料理を並べて微笑んだ




 

ダンケルがミカエルと構成員を連れて魔宮殿に戻って来た。


ダイヤはリリエルの手料理を並べ、王室で祝勝会を開いた。


リリエルにはゆっくりして欲しいと

イザマーレの傍に居てもらい

ダイヤが使用魔として動いていた。


周りの皿を片付けたりしていた時、

リリエルとイザマーレが楽しそうに過ごしているのを見て

ダイヤはニコニコしていた。


「交渉会談の後はあまり話も出来なかったね」

ミカエルがダイヤに近寄り、話し掛けてきた


「そうですね~!今日はお疲れ様でした!

見に行きたかったんですけどね(笑)陛下も駄目って仰られて」

ニコニコしてダイヤは片付けていた


「…ダイヤちゃん幸せそうだね」


「はい!勿論ですよ~(笑)陛下の事愛してますから~(/ω\)キャー!」


ミカエルは、恥ずかしそうに微笑むダイヤを見つめていた。


(…イザマーレの事をずっと追い続けていたのに…

今ではダンケル一本か…)


イザマーレとウエスターレンがリリエルと楽しそうに話をしている

通りかかったダイヤにリリエルが話し掛け、2魔で笑っている。

そこに突っ込み入れるようにイザマーレが口を挟む…


時にはダンケルが食器を片付けているダイヤを呼び

耳元で話してダイヤを真っ赤にさせていた


「……」

それぞれの光景をミカエルは見つめていた


…それがミカエルを暴走させる瞬間だった…






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