ダイヤの部屋に来ること数分前…
ダンケルは部屋でダイヤを待っていたが来ない…
疲れてるだろうと気を使って来ないのは分かっていたが…
旅行の時でも一緒に過ごしたい。
ダンケルはダイヤを迎えに行こうとした時だった。
いきなりミカエルが姿を現した。
何やらゼウスと揉めたらしい。
気晴らしに魔界に来たが、ダンケルもイザマーレも旅行で
人間界へ行ったとの話を聞き付けて追い掛けて来た。
それなら自分の代わりに魔界に居ろと言ったが…
言うことを聞かない。
少しだけなら良いと、ダンケルは仕方なく許可してしまった。
どんちゃん騒ぎしている大部屋に
世仮の姿でダンケルとミカエルは向かった。
ミカエルの正体をバラす訳にもいかない。
サングラスを掛けさせ、黙ってついてこいと
ダンケルは言い聞かせていた。
大部屋に行くとリリエルとダイヤの姿はなかった
「あら!陛下~!」
セリーヌが声を掛けた
「ダイヤは居ないようだが…?」
ダンケルは見渡して言った
「リリエルちゃんと温泉に入ってそのまま部屋に居るようですよ~」
セリーヌは言いながら後ろに居るミカエルに気が付いた。
「あれ?陛下のご友人?」
セリーヌが言っているとバサラもやって来た
「……??」
ミカエルを見て首を傾げている
天界との実務会議や決戦で顔見知りの筈なのだが。
しかしサングラスしている為か、よく分からず…
といった顔をしていた
ミカエルは微笑んで会釈のみして黙っていた
「リリエルと部屋に一緒にいるのだな?ダイヤは。」
ダンケルの問いに頷くセリーヌ
軽く手をあげダイヤの居る部屋の前に来たのだが…
扉は何故か消えている。
魔法陣で中に入れば…
ダイヤとリリエルの寝ているベットの間には壁も作られ…
リリエルの方は
イザマーレとウエスターレンが夜這いに来て濡れ場状態。
壁は作られているが甘い声は丸聞こえ…
ダイヤはその中ベットで寝ている…
ダンケルとミカエルの理性は既に無くなっていた…
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