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女子花盛り


プエブロドラドのレストランで、久しぶりの女子会を開いたLily‘s。


「ダイヤちゃん、久しぶりだね。

プエブロドラドでもあんまり見かけなかったし心配してたよ~」


「バナトラさん、心配かけました!

ちょっと…いろいろあったんで(笑)」


「リリエルちゃんまだだけど……先に注文しちゃおうか!」


そこに、リリエルを髪に乗せたイザマーレとウエスターレンが現れた。

「お待たせしました~♪」


「リリエル様~♪待ってましたよ♪♪」

ダイヤが嬉しそうに抱きつく。


「リリエルちゃん、もうお料理頼んじゃったけど……」

「ありがとう、バナトラ様♪楽しみ~」


リリエルを送り届けたイザマーレたちは、

少し離れたところで食事をしていた。


食事も進み、女子トークに花を咲かせるLily‘s。


「…そうだ、ダイヤ様、最近も『闇のお仕置き』続けてるの?」

「…//////」

思わぬリリエルの言葉に、フォークを落としそうになるダイヤ

「えっ…いや~…あはは(汗)」


「…ダイヤ様は楽しいんだね。私はよく分からなかったな~」

首をかしげて呟くリリエルに、衝撃を受けるダイヤ


「えっ、はいぃぃ?り、リリエル様、まさか……」


「気になっちゃって、一度だけ…お願いしたの//////」




 

「な!なんですとぉ?(焦)

閣下ってば、リリエル様になんて酷いことを……!!」


「えっ♪なになに?『闇のお仕置き』って?

そんなのあるの?ダイヤちゃん!

あたしには何でも話しなさい(笑)」


バナトラに問い詰められるが、

それよりもリリエルの告白にショックを隠し切れないダイヤ


「あああ、純粋無垢な私のリリエルさまがぁぁぁ(涙)」


「え~、閣下の事、好きだもん。平気だよ?

『闇の』は知らなかったんだけど、そうじゃない普通のは

なんか、よくされちゃうし…(汗)」


「えっ♪リリエルちゃん!閣下に縛られちゃうの?

きゃああああ(≧∇≦)」

バナトラとメーラは大喜びだが、ダイヤはショックだった


「リリエル様のイメージがぁぁぁあ!(涙)」


「ダイヤ様、泣かない泣かない(苦笑)

あんまり怖くないし、痛くしないでくれるよ

生き血祭りの時は、さすがに痛かったけど……」


「……(汗)」

唖然として固まるダイヤ。




「…いやいや(汗)痛いのレベルじゃないよね、それ……」

バナトラたちも呆れる




 

「う~ん…天界の時のが一番苦痛だったけど、

閣下なら、何でも平気だよ。

生き血祭りの時も、真っ暗闇じゃなかったし

全然、怖くなかったんだよ。

閣下の光に包まれてるようにしか思えなかったし…」


「「「……」」」


淡々と穏やかに、微笑みまで浮かべて語るリリエルに

言葉を失うLily‘s。


改めて、リリエルが背負い続けていた

これまでを思わずにはいられなかった。


「逆立ちしても、お前はリリエルにかなわない」

そう断言したウエスターレンの言葉を、思い出したダイヤ


「…リリエル様…」


「ん?やだ、みんな。私なら平気なんだよ?本当に。

ね、ほら、お料理食べよ♪」


重くなりかけた空気に耐えかねて、慌てるリリエル


「…リリエルちゃん、本当に、無事に帰ってきてくれてありがとう」


「やだもう、バナトラ様ったら(汗)私は本当に

何も辛くないんだよ?一番辛かったのは、私じゃないの…」


そこまで離れた場所で、何気に会話を聞いていたイザマーレたち。


イザマーレは、ただ穏やかな表情でリリエルを見つめていた


ウエスターレンはダイヤの隣に座り込み、

「何なら、見る?(笑)」

と、おどけて見せる



 

「!…長官……『闇の』はともかく、『炎の』は…//////」


はじめて真っ赤になって俯くリリエル


「なぬぅ??他にもあるの???

白状しろ~~~~~~♪♪」


さらに盛り上がるLily‘s


(……(汗))

素知らぬフリをしながら、苦笑いをするイザマーレだった



やがて女子会はお開きになり、

リリエルはイザマーレたちと帰って行った


リリエルの話に衝撃を受けたダイヤは、魔宮殿に戻ると

さっそくダンケルに甘えて見せた


「陛下~私もリリエル様みたいに、

もっとたくさん『お仕置き』してほしいですぅ~」


ダンケルは喜び、毎日のようにダイヤを愛し続けていたが

数日経つと、公務に支障をきたすようになった


「媚薬」の使い過ぎである。


これにはベルデが怒り、「媚薬禁止!!!」と言い渡されてしまった


王室の噂を聞きつけたイザマーレたちは、失笑するしかなかった


「ダンケルのやつ、ついに腰砕けになったか(笑)」


「今更、元に戻すにも大変だろう。折衷案で

『媚薬を使うなら公務がない時だけ!それ以外は禁止!!!』

になったようだぞ(笑)」



 

イザマーレたちに食後のお茶を淹れながら

会話を聞いていたリリエル


「…ずっとそれに頼っていたのですよね、

普通のに戻れるのでしょうか……」


首をかしげて、本気で心配するリリエルに

飲みかけたお茶を吹き出しそうになるのを、何とか堪える2魔


「あいつらの事は放っておけ。

お前も媚薬無しでは物足りないのか?リリエル」


「媚薬の効果、私にはよく分かりませんし……

閣下が寄り添ってくださるのなら、要らないです♪」


恥ずかしそうに俯くリリエルを抱き上げ

いつものように扉を閉ざすイザマーレ。




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