最期はイザマーレの腕の中で逝けた…
ダイヤは意識が切れる直前まで幸せだった。
ふと目を覚ました…地獄に突き落とされたかな?と思い顔を上げると
元情報局の長官の部屋のベットに横になっていた。
驚いて見回すと机の上に3通の手紙と黒い軍服が置いてあった
ダイヤ宛の手紙だった。1通づつ読み始めた
『よお!目覚めたか?
お前を俺の配下として任命する。
ついては、新しく整備中の「プエブロドラド」の
担当警備をお前に任せる。
サボるんじゃねーぞ? ウエスターレン』
『ダイヤ様、おはよう!
良かったら、これを着てください。
やはり貴女は、陛下好みの衣装より、
閣下に最初に貰った、この軍服の方が似合ってると思うの…
また、いつでも会いに来てね! リリエル』
そして、3通目は……
『騙して悪かったな。
吾輩はいつでもお前を見ている。
これからは、傷つくことを恐れずに、
迷わず胸を張って生きていけ。
お前はお前だ、ダイヤ。
涙をふいたら、立ち上がれ。
そして輝く生命になれ! ISAMRa』
ダイヤはやっと気が付いた…
イザマーレが自分を悪魔にしてくれたことを……
今までの身体の痛みすらどこかに消え、
元気だった頃の体型にも戻っていた…
翌日、軍服を身を纏い、
手紙を大切に胸ポケットに入れてダイヤは部屋を後にした
空中に、ダイヤを優しく見守る3魔…
Fin
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