top of page

悪魔が来たりて


エルサを天界に追放した後、3名はプエブロドラドのレストランに来ていた。

そこにダンケルが遊びに降臨、護衛の為イザマーレもリリエルを髪に乗せて訪れた。


バサラはダンケルに頭を下げ敬意を示しつつ

イザマーレを見るやいなや…


「閣下~!久しぶり!最近会えなかったから寂しかったよ~!」

バサラはイザマーレに抱きついた


「今度さ~長官ばかりではなく俺も

また夜のお相手してほしいな♪閣下の事好きー!」


「こ、こら!急に抱きつくな!陛下の前だろうが…」

焦りつつ照れているイザマーレ。ウエスターレンはまだ余裕だったが…


「ところでイザマーレ。お前は、私のことは

もう嫌ってしまったか?色々あったしな…」

バサラを見ながらダンケルが呟くように言った


「…そっ、そんな事ないですよ(汗)お慕いしてますよ、陛下」

イザマーレはあわあわしながら、バサラを何とか引き離す。


「そうか!安心したぞ♪抱きしめてやろう♪」

嬉しそうに言うダンケル。バサラと一緒にイザマーレを抱きしめる。

さすがにウエスターレンはイライラし始め、空間が徐々にゆがみ始めた。



 

そこへ今度はラァードルとベルデ、セルダが

前回のリベンジでレストランに入ってきた


「あ"ー!バサラ!抜け駆けかぁ!ズルい!閣下俺もー!」

セルダもイザマーレに抱きついた


「あれー奇遇だねえ~!そうだ、サムちゃん、この間はありがとね。

リリエルちゃんによろしくね。胸がスっとしたよー」

ラァードルはニコニコしていた。


ウエスターレンもやっと笑顔が戻ってきた



「みんな集合しちゃったな。ミサでもやるか(笑)」

提案するイザマーレ。


「いいねぇ。やろう!大切な信者の為に我々の気持ちを込めて!」

ラァードルはニコニコして言った


「では楽しもう。これからミサ終了まで、楽しい宴の時間だ」


イザマーレは微笑んで言うと構成員全員は頷いた。

桜が咲き誇る舞台でミサ開催に向け動き始めた瞬間であった



next                        目録に戻る






閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新たな杞憂

ダンケルはダイヤを迎えにイザマーレの屋敷に姿を現した。 女子トーク及びイザマーレと話していた3魔… 「やっぱりここに居たのか」 ダンケルは微笑んでダイヤを見て言った。 「陛下、呼んで下されば伺いましたのに」 イザマーレは立ち上がって言った。...

副大魔王の懸念

ダイヤは魔宮殿から出たものの… 仕事は非番で仕事場に行く気も起きなかった。 今までのほほんと過ごしていた分、 切り替えがなかなか出来なかった。 時間を潰す為にぶらぶら歩いていた。 そのうちにイザマーレの屋敷の前に来ていた。 「……。」...

珍客来襲

メルサが天界へ追放され数ヶ月… のほほんと過ごしていたダンケルとダイヤの前に ミカエルが突然姿を現した。 ダイヤ自身、ミカエルの事はあまり知らず 天界の刺客と思いダンケルを庇うように前に出て睨んだ。 「この方か?お前の后は?」 「可愛いだろ?」 ダンケルは嬉しそうに言った...

留言


bottom of page