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最高魔たちの最悪な一日


思惑シリーズ 番外編


闇、光、紅蓮…最悪です。悪魔ですもの(*´艸`*)




 

文化局の森で、いつものように開かれたお茶会の一幕…


たまたま座った席が一緒になった

ダンケルとイザマーレとウエスターレン

途中からラァードルも話に加わってきた


話題はいつしか、雷神界へ行った時の話となり…


「何だって?スプネリアがボンキュッボンだと!?

で、旅行中に抱いたんだって?」

ウエスターレンがニヤニヤして聞いた


「うん…俺、あんまり経験ないからさあ。

スプネリアのこと、ちゃんと喜ばせてるか心配なのよね。

サムちゃんたち、どうやってるの?」


真剣に聞いてくるラァードルの言葉に、

イザマーレとウエスターレンはお茶を吹き出す。


「んなもん、知るか!!ただひたすら夢中になる

それだけだ!!やり方など悪魔それぞれだろう…」

咳払いしながらイザマーレが言った。


ダンケルは眉を潜ませながら澄ましてお茶を飲んでいた


「…ラァードルよ…そんなに気になるなら媚薬を使え。

手っ取り早いぞ?淡白なダイヤにはもってこいだな。

濡れやすいし、美しく啼くし、最高に可愛いぞ♪

涙目で求められるとな♪堪らないぞ♪」


最高な笑顔でダンケルが話す…


ラァードルも驚きながら頷きながら聞いていたが…


「ねえねえ!リリエルちゃんはどうなのさ!隠さないで教えてよ~」


どうしても濡れ場の事情を聞きたいラァードル…




 

「…そそられるよな…吸い付くような肌触り…

感度も良好。啼き方も最高だよな!」


「////////ウエスターレン!!やめんか!!」

イザマーレは真っ赤になりながら言った


「本当な事だろ?なぁイザマーレ」

ウエスターレンはニヤニヤして言った。


「ダイヤはちょっと手なんか縛ってやると、

半端なく果てやすいな。まぁ簡単には果てさせないが…

ダイヤも焦らされるのが好きなようだな

果てた時の顔は最高に可愛いぞ!」


ダンケルのあけすけな話に、ついに調子に乗るイザマーレ…


「リリエルは、胸の大きさもちょうどジャストミート♪♪で

お好みサイズだな!モチモチだし♪

啼き方も果てるのも全て、そそられるぞ!!」


何故か濡れ場の自慢話になっていた


その時…


リリエルとダイヤ、スプネリアが引きつり笑いをしながら

こそこそと話している悪魔の席に立っていた…


振り返る悪魔…


「あらぁ…お楽しみのお話のようで…(怒)」

リリエルがキレ気味に言う


「い、いや…違うのだ!!リリエル!こ、これはだな…」


焦って誤魔化そうとするイザマーレ


「…陛下…バラしたの?2魔だけの…秘密を…

それも閣下や長官なら未だしも…殿下にまで…」


ダイヤは目をつり上がらせ黒いオーラを出している


「ダイヤ!ま、待て…ラァードルが聞きたいと言ったのだ!!」


ダンケルは途中から開き直り言っている



 

いち早く消えたのはダンケル…

続いてイザマーレとウエスターレンも消えた


「んもう!閣下あ!長官も……ひどいですぅ!////////」

真っ赤な顔でプンスカしているのはリリエル


「最低だわ……小学生か!おのれらは!!!!」

ひきつりながら、ドン引きしているのはダイヤ


スプネリアはなぜか100tハンマーを持って立っている

「すっ……スプネリアっ……落ち着け!(汗)」


最高魔たちのやり取りを、遠巻きに眺めていた構成員たち


「まあ、かかあ天下の方が上手くいくよね~(笑)」

のんびりとお茶を飲みながら呟くベルデ


「すごいなあ、拷問官にスカウトしたい!」

苦笑しながら眺めているのは、セルダ


「俺、スプネリアちゃんだけは怒らせないようにしよう!」

目を点にして固まるのはバサラ


「お前ね、分かってねーな。この世で一番怒らせたら

危険な女ってのはなあ……おっと……」


いつの間にか、バサラの横に居たウエスターレン


「あっ!長官!こんなところに逃げてたのね!んもう!

今日という今日は許しませんからね!!

夕食抜きにしちゃうからあ!!!」


追いかけてきて、怒り狂っているのはリリエル



リリエルとダイヤの逆鱗に触れ、4魔まとめて簀巻きにされ、

屋敷のベランダから吊るされてしまう




 

「コラ!私に何をする!!良いのか?

それなりに覚悟は出来てるのだろうな!

闇のお仕置きより倍に可愛がってやるからな!!

覚悟しておけ!!」


ダンケルが目を赤くし笑いながら言っているのを

見たダイヤは迷い始める…。


オロオロし始めたダイヤだが…


「お前のせいだぞ!ダイヤ!」

八つ当たりでダイヤを怒鳴りつけるイザマーレ


「はあ?!なんで私!いい加減にしてよ~(怒)」

八つ当たりされたダイヤはイライラし始める


「リリエル~♪いいのかなぁ~♪

それなりに覚悟があるんだな~!!」


ウエスターレンはニヤニヤしてリリエルを見つめる。

リリエルもさすがに固まる…


「リリエル♪いい子なら助けてくれるよな?

たんまり可愛がってやるぞ?」

甘く囁き、助けを請う、卑怯な副大魔王


「…閣下…」

思わず可哀想になり、近寄ってしまうリリエル


「リリエル様!……騙されちゃだめ!!」


ダイヤとスプネリアは慌てて止めるが間に合わず


まんまと副大魔王の手に落ちたリリエル


そこへ、ウエスターレンが背後から近づき、

イザマーレと結託してリリエルを縛り上げる


「!!?!?!」




 

「あああ~!!イザマーレとリリエルちゃん、

楽しそうな事してる!ウエスターレンだけ、ずるいぞ!!」


まだ簀巻きにされたままのラァードルと

セルダ&バサラは文句を言う


「分かってねーな。

こいつはな、きちんとお仕置する方が可愛いんだ。」


イザマーレとウエスターレンは、

リリエルをがっしりと掴みニヤリと笑う


「さて、リリエルを可愛がらないとな…」

「いゃ~~!!」

リリエルは叫びながら連行され、姿を消していた


そして…

ダンケルは一瞬にして抜け出し

ダイヤの腕を掴み瞳を赤くしながら笑っている


「…悪い子だな…楽しませて貰うぞ…」

ダンケルは冷徹に言い放ち、引きつるダイヤと共に消え…



残ったラァードルとスプネリア…


「殿下!もう!陛下や閣下、長官にまで

相談するなんて!!考えられない!」


スプネリアはプンスカ怒っていたが…


「でも…優しくしてくれたから怖く無かったし…

また…機会があれば…」


恥ずかしそうにスプネリアが呟く…

ラァードルは微笑みスプネリアを優しく抱きしめた…


気を許した瞬間、今度はラァードルが

スプネリアを簀巻きにしてしまう


「吾輩に対して、調子に乗ってんじゃねーよ♪」


スプネリアに対しては、どこまでも強気なラァードル




 

「助けてーーーー(涙)」

「じゃ、嫁に来る?」


ニヤリと笑うラァードル


詰め寄るラァードルだったが、

ベルデがため息をつき、首を横に振りながら

「ラァードル…我慢我慢」

そう言い聞かせながら、スプネリアを助け出す


そして…


「何事も、実践あるのみ。奥の小屋を使っていいから…ね♪♪」


コッソリと囁くベルデに、ラァードルはほくそ笑む…






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