数日後、文化局の森で、いつものお茶会が催された。
今回も、最高魔軍の構成員だけの気さくな会だった。
各自、好きな席に座り、寛いでいると
森の奥からリリエルに付き添われながら現れた
ウェディングドレス姿のスプネリア。
「おっ! ようやくご登場か?」
「すっげー綺麗じゃん!!」
早速、囃し立てるのはバサラとセルダ。
イザマーレとウエスターレンは、静かに見守っていた
「ラァードル、お待たせ。こっちに来てくれる?」
ベルデがのんびりとした口調で呼びかける
燕尾服に身を包んだラァードルは、
威風堂々とスプネリアの横に並ぶ
「え~、皆、聞いてくれ。
この度、スプネリアを正式な妻として迎え入れた。
雷神界的には皇太子妃って事になるんだけど……
サムちゃんやリリエルちゃんの力添えもあって、
ダンケル陛下から、この魔界に永久永住権を与えていただいた。
他の誰よりも、一番信頼している構成員の皆に、認めてもらいたい。
これからもよろしく!!!」
「ラァードル。スプネリア。この度はおめでとう。
末永く、幸せにな」
イザマーレの言葉に、全員が拍手で称賛する
リリエルも笑顔で何度も頷き続けていた
その後、ラァードルにエスコートされ、
2名きりになった元老院でスプネリアに向き合う
「スプネリア。改めて言う。永遠にお前を愛し、守ることを誓う。
この誓いは、お前と吾輩の中に。それで良いな?」
「////はい。殿下のお役に立てるよう、
いつもお傍に居させてください。」
真っ赤な顔で俯きがちだが、しっかりと告げるスプネリア
ラァードルは微笑み、抱きしめる
ゆっくりと口唇を重ね、美しく着飾ったドレスを脱がしていく
幾度となく肌を合わせ、営みは夜が明けるまで続けられた……
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