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浴衣とビール


「もう、イザマーレ様!! さっきからビールばっかり!

一緒に花火やりましょうよぉ。私しかやってないじゃないですか…」


ひと通り、手持ち花火を楽しんだリリエルは立ち上がり、

イザマーレの浴衣の袖をクイクイっとつまんでせがむ。


(花火は一緒にって約束したのに、いけないんだあ~)


それでも動こうとしないイザマーレの隣にちょこんと座り、

足をブラつかせて下駄と砂の感触を楽しんでいる


「何を言うか。一緒に花火を楽しめばいいんだろ?

吾輩はさっきから、ずっと楽しんでるぞ?リリエル」


(…嘘つきもいけないんだぁ…)

少しだけ頬を膨らませ、イザマーレの手を握る


「…どうした?」

含み笑いをするイザマーレ


「約束破りは指切りげんまんです!嘘ついたから

イザマーレ様の手は、リリエルが貰っちゃいました♪」

そう言って、にっこり微笑むリリエル


「ほお…誰かさんは、吾輩が嘘をついていると…」

「Σ( ̄ロ ̄lll)…///」


リリエルはついにプンスカし始め、

イザマーレの手からビールを奪う


「おい…💦」

やや焦り出すイザマーレを後目に、ヤケになって飲み始めた


だが、少しだけゴクゴクした途端、冷静になって真っ赤になる

(!!…か、間接チュー…///////)


「プッ…クックックッ…」

ついに堪えきれず、吹き出し、笑い始めるイザマーレ




 

「忙しいな♪ 泣いたり笑ったり怒ったり…(笑)

まるで花火のようだな。花の化身のお姫様♪」

笑いながら、リリエルの髪を撫でる


「…えっ…///」

リリエルは驚いてイザマーレを見つめる


「吾輩は、ずっとお前を見て楽しんでいる。

燃え尽きれば消えてしまう花火より、お前がいればそれで良い」


「……」


恥ずかしそうに俯き、涙が零れそうなリリエルを

抱き寄せ、部屋に瞬間移動した


「…リリエル?」

「ごめんなさい、イザマーレ様…消えてしまうのは…嫌です…」


ついに泣き出したリリエルと口唇を重ね、

溢れた涙の粒を一つ一つ、口唇で吸い取っていく。


浴衣をはだけさせ、露になった胸に舌を這わせる

さらに着崩れした裾の合間から、下半身をまさぐり

濡れた感触を指で楽しむ


その都度、快感に震え、

しがみつくリリエルと深く口づけを交わし合う


「リリエル…吾輩を見ろ。いつだってお前の傍にいるだろ?

分かるまで、たっぷり可愛がってやるから…」


すでにびしょ濡れで、意味をなさなくなった布をずらし、

その蜜を味わい尽くす


何度も到達し、立っていられなくなったリリエルを

布団に横たえる


その手をシーツに縫い付け、

ゆっくりとリリエルの身体の全てを愛撫し直す


先程開いた花弁の奥まで指を差し入れながら、

溢れ出す蜜を舐め尽くす


営みは気の遠くなるまで続いていく…




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