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浴衣と麦茶


モールの中ほどにあるレストラン

店内に入ると、イザムたちは既に料理を注文し終え、談笑していた

テーブルには濃厚なデミグラスソースとチーズとろけるハンバーグ


バサラたちも隣のテーブルに着き、同じものを注文する

リリエルとバナトラは、背中越しにお互いに買ったものを見せ合い、

楽しそうにクスクス笑い合う


食事を終えると、リゾートホテルのコンドミニアムに向かった

スイートホテル並みの広さで、一つの部屋にリビングと和室、

ベッド付きの洋室が用意されていた


リリエルとバナトラは一緒にホテル内にある温泉に行き

浴衣姿で部屋に戻ると

部屋の中にあるシャワー室でスッキリさせたイザマーレ達が

同じく浴衣姿で出迎える


「はあ~、楽しかった~♪

リリエルちゃん、閣下、本当にありがとうございます!!」

冷たい麦茶を飲みながら、

幸せを嚙み締めるようにのびやかな笑顔になるバナトラ


「楽しかったね~。あそこのモールには

卵がけご飯の美味しい専門店もあるのよ♪

明日の朝ごはんはそこに行こうよ!」


「ええ!!行きたい!!!どれどれ…」

リリエルの提案に目を輝かせ、パンフレットに目を通すバナトラ


「…さて。御膳立てはこのくらいで良いだろう。

ここから先は、バサラ、頑張れよ」

イザマーレは立ち上がり、リリエルを髪に座らせる


「明日は、朝昼兼用で11時に店を予約してあるからな。

遅れるなよ?」


八重歯を見せて笑うウエスターレンと共に瞬間移動する

同じリゾート内にあるコテージへ…





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