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着せ替え魔形


プライベートルームの中で、

早速ランソフに手渡された服を着てみる


オフホワイトのブラウスに、ピンクベージュのガウチョ。

シンプルに光るゴールドのネックレス


ゆったりしていて動きやすく、

嫌味じゃない程度に、リリエルの魅力を引き立たせる


「わあ♪ランソフさん、さすが♪すっごく可愛いお洋服……」


両手を伸ばして、鏡の前でクルクル回って喜ぶリリエル




 

シャワーを浴びて、バスローブ姿になったイザマーレは

リリエルの様子に笑顔になる


「ほお…似合うな。おいで、リリエル。近くで見せろ」

嬉しそうなリリエルを引き寄せ、膝の上に座らせる


「///////」

真っ赤になって俯くリリエル

(…ち、近くで見ても、すごく綺麗…か、カッコいい…///)


丸聞こえな心の声。

素知らぬ顔で髪を撫でるイザマーレ


「綺麗だよ、リリエル。よく似合ってる。だが…

気に入っているところ、すまないが、脱がせてもらうぞ…」


ゆっくりと口唇を重ね、今着たばかりの服を脱がせていく

ベッドに横たえ、見つめ合う


「…どうした?」


「…夢見てたことが、2度も起こるなんて…信じられなくて…」


大好きな悪魔に愛される…幸せ過ぎて、涙を浮かべるリリエル


「…夢ではない。これきりでもない。これからずっとだ。

いつも吾輩の傍に居ろ。何度でも愛してやる。永遠にな…」


深く口づけを交わし、舌を絡め合う

首筋から胸元まで舌を這わせ、赤い刻印を施す

そのまま全身を隈なく愛撫し、愛し合う…




 

…イザマーレの腕の中で目を覚ましたリリエル

「…大丈夫か?リリエル」

優しく囁き、髪を撫でられる


イザマーレの熱い愛撫に、何度も身体を震わせ

快感に酔いしれるリリエルだが、さすがにまだ2度目

一度繫がるだけで限界を迎え、すぐに眠り込んでしまう


「…すみません、イザマーレ様…

私、初めてでしたから、あの…///」


恥ずかしがるリリエルに微笑みかけるイザマーレ


「良いのだ。あまり痛まなかったか?怖くなかったか?」

「///はい…すごく、幸せです。イザマーレ様…」


心の底から嬉しそうに微笑むリリエル

湧き上がる食欲を必死に抑え、イザマーレは話題を変える


「そういえば、ランソフの言ってたカタログは見たのか?」

「え、あ…まだです。」

「一緒に見てやる。ほら…」


イザマーレは魔力で

テーブルに置かれたままのカタログを引き寄せ

リリエルに手渡す


「わあ♪すごい!ありがとうございます(≧∇≦)

う~ん…可愛いのばっかり…迷っちゃいます…」


そう言いながら、好みのタイプの服に目が止めるリリエル


「…それがいいのか?確かに、お前には似合いそうだな…」


そう言いながら、深く口づけ、舌を絡ませるイザマーレ


「///////…!……えっ!?」




 

驚いて真っ赤になり、続いて自分の姿にビックリするリリエル

今、カタログの中で見ていた服を身に纏っていたのである


口をポカンとしてイザマーレを見つめ返すリリエル


「プッ、クックックッ……」

イザマーレは思わず吹き出し、笑い出す


「///////あ……も、もう!笑わないでください!」


魔力で服を出して貰えた事に気づき、笑い出すイザマーレに

照れてプンスカし始めるリリエル…


そのまま4,5着、用意してもらったようである





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