結晶の事情
- RICOH RICOH
- 2024年10月22日
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ラァードル、スプネリア達が王室に謁見に訪れてから数週間後
ミカエルが魔宮殿に姿を現した。
ダンケルとダイヤは、ミカエルにその時の事を話していた。
「…リリエル様の昔の事は全く知らなかった…」
ダイヤは思い出しながら言った
「…閣下とここまで来るのに、
どれ程の思いをして乗り越えて来たのか…。
何だか私なんて大したことないな…って思ったよ。」
ダイヤの話を聞きながらダンケルは微笑んで髪を撫でている
「お前だってリリエルとは違えど、苦労もしてきただろ?
こうして私とも会えたし」
ダンケルはダイヤを抱きしめて言った。
「…レベルが違うよ…(^-^;」
真っ赤になりながらダイヤは答えた
「へえ。ついにウエスターレンの悲願も叶ったんだな。
ゼウスの野郎、ザマーミロだな!」
ミカエルが嬉しそうに言っていた
「…じゃあ今夜は自分の部屋で過ごすわ。
2魔っきりの方が良いでしょ?(笑)」
ダイヤが立ち上がりダンケルとミカエルに言った
「「何だと?」」
ダンケルとミカエルが一斉に言う
「え?だって…久々にミカエル様も来たんだし、扉消すんでしょ?」
ダイヤがニマっとして言った
「お前もだよ!逃がしはせんぞ!」
ダンケルに魔力で引き戻されミカエルにも捕まり
そのままプライベートルームの扉は消えていった
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