「///閣下…」
見つめるリリエルの顎を手でクイッと上げ、優しく口唇を合わせる
肌に舌を這わせ、至る所に赤い刻印を付けていく
部屋の隅には、イザマーレの魔力で縛り上げられたウエスターレン。
見せつけるように、リリエルの首筋を舌で這わせる
リリエルの甘い吐息に、イザマーレは愛撫を深める
「可愛いぞ、リリエル……もっと啼け…」
濡れている入口に指をあてがい、震わせる
イザマーレの愛と、ウエスターレンの熱い視線に晒され、
何度も果てるリリエル
愛され続け…イザマーレの腕の中で眠りについた。
イザマーレもリリエルの顔を見ながら
いつの間にか眠ってしまっていた
「…きゃっ……」
イザマーレはふとリリエルの声に気付き目を覚ました。
「!!!!ウエスターレン!!」
イザマーレは驚き、怒鳴った
寝ている隙を見計らって
イザマーレの魔術を解いていたウエスターレンが
一糸纏わぬリリエルにのしかかっていた
「リリエル…綺麗だ…」
口唇を重ね愛撫しはじめた
焦ったイザマーレが止めに入ろうとするが
今度は自身が縛られていたことに気がついた
「ウエスターレン!!吾輩を縛るとは何事だ!
リリエルに手を出すな!」
「…イザマーレが縛られて見てるぞ…リリエル…」
クスクス笑ってイザマーレに見せ付けるウエスターレン
「あ…っ…ん…いゃっ…長官…」
甘い吐息に身体も震える
「ウエスターレン!!いい加減にしろ!!」
怒り心頭で、縛られた魔術を一瞬にして消したイザマーレ
ウエスターレンはそれを見計らって耳元で囁く
「…リリエル…イザマーレに『食べて』のおねだりは?
…言わないと…ほら…」
「…か…っ…閣下ぁぁぁ!」
悶えながら呼ぶリリエル
堪らずイザマーレはリリエルを愛し
ウエスターレンもまたリリエルを可愛がりながら
イザマーレと共にリリエルをいつまでも愛し続ける…
2魔の作り出した結界に愛の魔法が加わり
解き放たれた強力な波動は、
明け方近くまで消えることがなかった
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