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花にはかなわない


屋敷に戻り、リリエルが夕食の準備をしている時間。

イザマーレは情報局にいるウエスターレンに相談していた。


「リリエルを見せもの扱いしやがって(怒)」

苛立ちを隠さないイザマーレを

ウエスターレンは可愛く思っていた


「見せてやればいいじゃないか。ご所望なら♪

減るもんでもないだろ?」


髪を撫でながら笑いかけるウエスターレンにムキになる


「減るわ!!(怒)……お前、随分落ち着いてるな?」

目を細めて、ウエスターレンを見つめるイザマーレ


「え?見てるけど♪当然だろ?

俺はお前らを守る義務があるからな♪」


「//////」

真っ赤になるイザマーレ。


「何なら、俺が撮りためた

選りすぐりの傑作選を、ダイヤに見せるか?」


「…そうか。生じゃなく録画なら…っていうか!

そういう問題じゃないだろ!!!(怒)

お前まさか、リリエルの…まで

見てるんじゃないだろうな!!!」




 

「安心しろ。そこはさすがに、遠慮させてもらってる♪」


「……//////」



「2魔様同士で、何のお話ですか?」


突然、リリエルに話しかけられ、ギクッとする2魔


「り…リリエル…(汗)」


「お食事の準備が出来ましたのに、中々いらっしゃらないから……」


話を聞かれていなかったようだと安心し、

リリエルの手料理を食べ始めたイザマーレとウエスターレン。



食後に、お茶を飲んでいた時

「……別に、構いませんよ?

でもちょっと、恥ずかしいかも……//////」


呟いたリリエルの言葉に、再びお茶を吹き出す2魔


「リリエル!いったいどこで、そんな言葉を覚えたんだ!

聞き耳立てるとは悪い子だな?お仕置きするぞ(怒)」


「えっ//////…闇の、ですか?……」

思わずワクワクするリリエル


「(怒)普通の!!!!!!」


怒り心頭のイザマーレに抱き上げられ

プライベートルームに連行されるリリエル




 

扉の中で、リリエルのおねだりに根負けして、

一度だけ「闇のお仕置き」をしたイザマーレ。だが……


「……いつもと何が違うんですか……?」


いつもどおり、

イザマーレに愛された気持ちにしかならないリリエル。


「お前と吾輩には、媚薬なんて要らないってことだ。

分かったか?(笑)」


腕の中で、いつものようにまどろむリリエルを

優しく抱きしめ、髪を撫でるイザマーレ。


「はい♪お礼に、ひとつアイディアが……」


「!……なるほどな。そうしよう。」


「ふふっ♪リリエルのお願い、何度もすみません」


「どうせ、何もならないだろう。それならどうだ?

その後、ウエスターレンも一緒に、あの場所に行かないか?」


「!良いのですか?嬉しい♪♪」

目を輝かせて喜ぶリリエルを見つめ、口唇を合わせる。

「約束してやる。良いな?…」

そのまま肌を合わせ、愛し始める…





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