どんなに酷い扱いでも、一度、寄り添われれば
その時間はとても優しく、激しく求められる。
ときめく心を抑えられないダイヤ
(悪ふざけをすれば、叱ってもらえる。
ひょっとしたら、またお仕置きされるかも…
相手にされないより、ずっとマシ)
リリエルが人間界に帰る直前に部屋に訪れ
わざとイザマーレを怒らせるようしていた。
だがそれをウエスターレンに気づかれ
イザマーレを怒らせる前にダンケルに飛ばされる。
「相変わらず学習しない奴だな。
ほれ、ダンケルに遊んでもらえ。ダンケル、分かってるよな?
これからは、俺様とイザマーレの時間だ」
「もちろんだ。ダイヤ、私の元で羽を伸ばすといい」
「陛下……」
優しくされる事に弱いダイヤは、簡単にダンケルに甘える。
時にはダンケルに抱きしめられ、髪を優しく撫でられる。
それはそれで楽しいのだが…
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