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花は花なれ


「ふむふむ…そうくるか………

なるほどね…ぐっと心を鷲掴み…と…」

へこみながらもリリエルを研究し始めるダイヤ


「ダイヤ…頼む…程々にしてくれ…」

ダンケルはひきつりながら呟いた


「………お前最近、リリエルの真似してるだろ」

イザマーレに言われ、ダイヤはギクッとした


「真似もいいが、無理はするなよ。

特にお前はボロが出るからな(笑)」


ニヤニヤして言われ、恥ずかしそうに俯いた


「お前が幸せならいいけどな。

昔の跳ねっ返りのお前でも十分だと思うぞ?」

イザマーレは、ダイヤの頭を撫でて言った


「イザマーレ、さすがだ。

ダイヤがリリエル化するのは私が困るからな!」

ダンケルも微笑んでいた


「ところで、リリエルちゃん?本当のところはどうなの?

俺には、何の魅力も感じない?」

ミカエルがこっそり問いかける。

イザマーレはイラッとした顔をした


「天界の方にしては、素敵だと思います。

でも、全く興味ありません。…ごめんなさいね?」

微笑んでリリエルは答えた



 

「ガーン(゚д゚lll)わ、分かった。

そこまで言われちゃ仕方ない!

でも、これからは君のために

ゼウスの野郎の妨害行為はなるべく阻止するからね!」


ミカエルが残念そうに言ったのを聞いて

イザマーレもホッとしていた


「お約束してくださいますか?

それなら、閣下とお待ちしています。

また、いらしてくださいね。」


リリエルの顔を見て、ミカエルは頷いた

「よし分かった!帰るわ。みんな、邪魔したな!

メルサ、さっさと来やがれ!

お前はどう考えても場違いだろう(笑)」

ミカエルはメルサ腕を持ち言った


「大丈夫なのか?ミカエル」

ダンケルが言うと、ミカエルは笑った


「ゼウスにでも押しつけてコイツと喧嘩してりゃ、

魔界に目が向かんだろうし、連れて帰るわ。

じゃぁな!リリエルちゃん。イザマーレを宜しくな!

ダイヤちゃんもリリエルちゃんの真似ばかりしてないで

自分の気持ちに素直になってね!ダンケルと幸せに!

また会える事を楽しみにしてるよ」


微笑んでメルサを連れて光る扉の中へと消えて行った…

部屋に居た全員がミカエルを見送っていた…




 

天界に連れ戻されたメルサ…

何やらブツブツ言ってメモを取っている

何気なくミカエルは聞いていたが


「…あの時はしっかりと伝える。

言いたい事を我慢しない…か…

可愛がられる方法…よし!

これで私もいずれかは妃に…ね~ミカエル様♪」



メルサはニコニコして言ったが

ミカエルはシラッとして目も合わせなかった…


(そもそも、器が違いすぎるんだよな、リリエルちゃんとは。

イザマーレ、本当に羨ましいぜ。たまには邪魔しにいってやるか♪)



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