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裕子とダイヤ


魔宮殿では

相変わらずダイヤが、1魔自室にこもり続けていた


ダンケルはプライベートルームで

いつでも愛し合いたいと思っているが

意地っ張りのダイヤをどう料理するか、考えあぐねていた


「なっちゃん、ちょっといい?」


部屋の扉をノックして、裕子が声をかけた



「ゆうちゃん?もちろんだよ。入って~」

ダイヤは扉を開けて、裕子を招き入れた


「最近どう?以前よりケガもしないで、頑張ってるよね」


「いつまでも、リリエル様や閣下に甘えるわけにはいかないもん

なんとか、頑張らないと」

笑顔で話すダイヤを裕子はそっと抱きしめる


「?……ゆうちゃん?どうした?」


「なっちゃん。仕方のなかった事とはいえ、なっちゃんも

辛かったよね。それでもやっぱり、言わせて欲しいの。

なっちゃん、元気でいてくれて、本当にありがとう。

閣下に命を救ってもらった事、いつまでも忘れないでいてほしい

私は…いつでもなっちゃんの味方だから。ね♪」


「!」

裕子の言葉に驚いて見つめるダイヤ


「リリエル様は、ちっとも怒ってなんかないよ。

なっちゃん。好きな相手とは、いくらでも甘えて

愛し合えばいいんじゃない?

ほら、陛下が待ってるよ。行っておいでよ♪」


「/////い、いいのかな…」


裕子に背中を押され、真っ赤になりながら扉を開けると

ダンケルが微笑んで待ち構えていた


「当然だ。さあ、おいで。ダイヤ…」



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