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開かない扉


渾身のおねだりを受け入れてもらえず、

しょんぼりするリリエル。


(…また、閣下を悲しませてしまったかしら…)


「そうではない。リリエル、おいで…」

リリエルの思考を読み取ったイザマーレは、

プライベートルームへ連れ込み、扉を消す。



「お前の吾輩に対する思いはよく分かっている。

だが、それ以上にお前の事を思っている吾輩の事も

分かってくれないか?

お前は、自分の魅力に自覚がなさすぎる。

お前が平気でも、吾輩は我慢できない。

欲張りなものでな」


「!//////」


リリエルは恥ずかしそうに俯く


「…閣下以上に、魅力溢れた方などいません。

私の心配など、必要ないと思うのですが……」


俯いたまま、困ったように呟くリリエルが

可愛くて仕方ないイザマーレである


「言う事を聞かない悪い子は、お仕置きするしかないな…」

「…!えっ////////」


驚いて見上げるリリエルの両手を魔力で縛り上げる

「////////閣下……っ……」


口唇を深く重ね、貪り合う

肌に舌を這わせ、味わい尽くす

何度絶頂を迎えても、気を失っても許さず

リリエルとの時間を重ね続けた




半年ほど、扉は消えたままとなった




Fin.                        目録に戻る

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