バサラは急いで戦略を練っていた。
今まで軍のリーダーさえ決めていなかったのを何とか決め、
兵士のリーダーと話し合い、やっと形になってきていた。
演習の時も俺も参加してれば…今更ながら思っていた。
夜も更けてやっと出来上がった戦略…
「完璧だな!」
「これなら兵士の我々も動きやすい!
参謀、これで行きましょう!早速兵士にも私から伝達致します」
リーダーの兵士も納得している
バサラは自信を持って魔宮殿に行った
「……え!?陛下はまだ会談してるの??」
バサラは唖然としてダイヤに聞いた
「えぇ。ミカエル様と何やら2名でまだ話してるようですよ?」
ダイヤはため息付いて言った
「…そうなんだ…」
「あ、そうだ。陛下からの伝言で、
戦略出来たら閣下に持って行って、との事でしたよ」
「…分かった。有難う」
ダイヤの言葉にため息を付いて俯き
バサラは寂しそうに姿を消した。
「ダイヤ♪ご苦労!」
ダンケルが姿を現した
「…可愛そうに(笑)見てあげてもよかったのでは?」
ダンケルを見てダイヤは言った
「面倒だしな♪あいつが本気になればいいことだし…
さぁ!そろそろ始めようか♪」
ダンケルは微笑んで口唇を重ねダイヤを抱き上げて
プライベートルームへと消えていった
バサラはイザマーレの屋敷に向かったが…
いきなり外に弾き出された
「!な、何で!?」
驚いてイザマーレの屋敷を見ると
信じられない程の超強力な結界が張り巡らされていた。
「…マジかぁ…」
今日の実務者会議でミカエルも来たから…
用心のために結界張ってるのかな…
「…仕方ない…帰ろ…」
バサラはイザマーレ達に戦略書を見せるのは諦め
バナトラの居る自宅へと戻って行った…
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